bun
□空が泣いた日
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ここで泣いたら、認めてしまう気がした。
彼が帰ってくる事は無いと。
ポツリポツリと静かに雨が降る。
まるで空が私の代わりに泣いてるように。
私の前には小さな墓石。
彼の家族のもの。
白い花束を手向けて。
彼が私に教えてくれた「彼の本当の名前」。それと私の意地。それがあったから今、私はここにいる。
彼と私を繋ぐ唯一の場所。
ポツリポツリと静かに空が泣いている。
END
CBが無くなって数年後設定。そっくりさんとか無視しまくってます。
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