□第八話
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なんとか女王をなだめるとアリスはほっとため息をついた。

「それで、女王様は私に…、………、………?」

なにかを目的に来たはずなのだが忘れた。

「お茶会ですわ、アリス」
「あ、それなんだけど…」
「こっちに用意していますわ、アリス♪」
「うわっ」

グイッと手を引っ張られてアリスは女王に連れて行かれる。

「だから、お茶会ってなにするの?」
「紅茶を飲みながらお菓子を食べたり、お話したりするのですわ」
「……なんだか豪勢な気がする…」

想像すればずいぶん楽しそうなのだが、ここはお城である。



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