アﾘス
□第三十一話
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「さ、頑張れ、アリス」
「………」
トンッとアリスをテーブルの上に降ろすと帽子屋は口元にハンカチを当てた。どうやらコショウを吸わないための対策らしい。
「とにかく…くしゅんっ!」
「なにをすればいいんだ?」
「げほっ、げほっ!もぅっ!窓開けてっ!!」
「窓…?」
きょとんとする帽子屋を急かす。
「早くっ!!」
「あ…、あぁ…」
帽子屋は部屋中の窓を開けた。
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ｶｽﾀﾏｲｽﾞ
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