□第四話
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声がした方へ顔を向けると青年が立っていた。
一見ただの黒髪に鮮血色の瞳の青年に見える。
しかし、青年の頭に二つの、普通の人間には絶対にないもの…。

「猫耳…?」

ニタニタした笑いをしている青年。ハッキリ言って不気味である。

「ってか、誰?」
「チェシャ猫です…」
「ちぇ…しゃ…。って、チェシャ猫っ?!」

アリスはマジマジと「チェシャ猫」を見た。



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