□第八話
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「さあ、お茶会を始めましょう」
「………」

白いテーブルに高価そうな白のティーセット。

「白い飲み物に白いクッキーに…、全部白色…」

やはり、色がない。

「仕方がありませんわ。アリス――――黒のアリスが白と髪と瞳以外の色を隠してしまったのですから…」
「黒の…、あり…す…?」

女王はふぅとため息をついた。



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