NOVEL

□11 My Dear…
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〈1〉

2日目の夜がやってきた。昴「じゃあ、電気消してもいいかな?」
智「はい…。すみません、まだ消灯時間には早いですよね…」
昴「智花が具合悪いんだから、当然。気にしなくていいよ。それに、俺もたまには早く寝たいしさ」
時間は9時30分。
高校生の消灯時間には早いかもしれないが、昴は智花と同じ時間に寝床に入った。
智花に何かあったらすぐに対応できるため、デメリットはない。
昴「それから…本当に布団でいい?場所変わってもいいんだよ?」
智「いえ…こちらの方が落ち着くので」
上から見下しているような気がして昴の方が落ち着かない。
まぁ智花がいいならいいのだが。
昴「じゃあ、元気になれるように早く寝ようか」
智「はい。おやすみなさい」
昴「うん、おやすみ」
2人は目を閉じた。

そして。

この日は、忘れられない夜になった。
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