NOVEL

□03 温泉旅行
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〈1〉

近場の温泉だったため、移動手段には困らなかった。昴達6人…と思わせ葵も加わって7人は現在電車に揺られている。
葵も旅行に誘ったところ、「どうしてもって言うなら私も行くわ!」というツンデレ要素満載な返事が返って来たのであった。
昴「みんな、忘れ物はないか?」
智「はい、大丈夫です」
真「ばっちりだぜ」
ちなみに席順は昴の左隣の一番端に葵、右隣に智花、その隣に真帆、紗季、愛莉、ひなたという順番だ。
よほど楽しみなのか、さっきから真帆が太ももと席の間に両手を入れて足をプラプラさせている。
ぶっちゃけ動画に収めたいほど可愛い。
…大嘘です、と言わんばかりに昴は首を横に振った。智「ふふっ、昴さんのおかげですね」
昴「全然、あんなのたまたまだって」
心なしか、いつもより智花の口数も多い。
やはりみんな楽しみにしてくれているようだ。
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