外伝

□透華と三人の魔法使い
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庭に移動中、あたしは三人に尋ねる。

「三人とも、火の魔法と氷の魔法は使えるかい?」

これが出来ないと話にならない。勿論それらも教えれるのだが。

パチェ「そのくらいは簡単よ。」

アリス「一応は使えるわ。」

魔理沙「勿論使えるぜ。」

「それならいいよ。さすがにそこから教えるのは面倒だからね。」



外に出た。紅魔館は広い庭がある。ここなら十分だろう。でもやることはやっとかないとね。

「主様。」

連絡札に呼びかける。

黒白「なんだ?もう帰るのか?」

「そうじゃないよ。魔法を教えてくれって言われてね。紅魔館の周りに結界を張ってくれないかい?」

黒白「ふーん。種類は?」

「結界表面の完全なアンチマジック。物理的な強度は無し。」

黒白「了解。ちょっと待っててくれ。」

これでよし。と、すぐに結界が張られた。
魔力レーザーを打ってみる。結界の表面に触れた瞬間、レーザーは完全に消滅した。

「確認も完了。OKだよ。」

黒白「よしよし。んじゃ、切るぜ。」

連絡札の光が消える。通話が切れた証拠だ。

パチェ「何してたの?それとこの結界は?」

「主様に連絡して張ってもらったのさ。効果は表面の完全なアンチマジック。」

アリス「どうして張ったのかしら?」

「方向をミスした時のためさ。念のためってやつだよ。」

さて、どこからしようかね…

魔理沙「威力ってどんなものなんだ?」

そうか…見比べれば早いね。

「具体的に計ったことないからね。計ってみようかと思うのさ。」

霊力で結界を板のように張る。それを何重にも重ねた。

「これを何枚壊せるか、で威力を計る。試しってことで魔理沙にやって貰おうか?」

魔理沙「分かったぜ。」

ミニ八卦炉を持って構える魔理沙。

パチェ「マスパでも打つつもり?」

アリス「さすがに不味いんじゃない?」

「大丈夫さ。というわけで魔理沙。しっかりやりなよ!」

魔理沙「分かったぜ。いくぜ!恋符『マスタースパーク』!」

八卦炉から虹色のレーザーが放たれた。さて、何枚いくかね…
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