小説
□異変〜神霊廟〜
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白玉楼に近づいていくと、向こうから青色の着物をきた女性が。幽々子さんだ。
幽々子「あらあらお客さん?それも3人も」
「いや、お客さんっていうか…」
魔理沙「聞きたいことがあるんだぜ。」
霊夢「この霊たちについて。何か知ってることは無いかしら?」
霊夢が簡潔に言う。
幽々子「そうね…暇だから誰か相手して頂戴?そしたら答えてあげる。」
魔理沙「任せたぜ。」
霊夢「宜しくね。」
「えっ?俺?」
霊夢「あんた以外誰がいるのよ。」
「仕方ねえな…」
俺が前に出て、霊夢と魔理沙は下がった。
幽々子「じゃあスペカは4枚ね。いくわよ〜」
幽々子さんは楔型の弾幕を全方位に放つ。幽々子さんの後ろに行った弾幕は色を変えてゆっくりとこちらに向かってくる。
「おっと!」
避けながら、こちらも負けじと打ち返す。闇の弾幕を速いスピードで。
幽々子「痛っ…当たっちゃたわね。まずはこれ。符蝶『死蝶の舞』!」
幽々子さんの周りを赤と青の蝶弾が回る。しばらくすると、赤色はこちらに向かって、青色は円が広がるように飛んできた。
「よっと…」
赤色を小さく一方向に避けながら、青色に当たらないように動く。
しばらく避けているとスペルブレイク、こっちはスペカを使わずに済んだ。
幽々子「避けきられちゃったわね。」
そういいながら再び全方位に楔弾を放つ。後ろに行った弾幕が跳ね返って来ているが、大丈夫だろう。
と思ったが、
「ぐっ…」
横から痛みを感じた。見ると横からも跳ね返って来ている。
「まずは一枚目か…聖符『聖なる剣エクスカリバー』!」
手に剣が現れる。横に薙ぐように振って光弾をばらまく。
幽々子「よっ…と」
ゆっくりとした動きながら上手く避けている。
「これだけじゃ、ないですよ!」
縦に振る。斬撃が光となって飛んでいく。
幽々子「速っ…!」
斬撃を避けるために大きく移動したことで、光の弾幕にぶつかった。
幽々子「なかなかやるわね〜 二枚目よ。幽蝶『ゴーストスポット』!」
幽々子さんの回りに青色の蝶が現れた。
幽々子「それっ!」
扇子を取りだし、振る。すると赤色に色が変わり、大きく広がってきた。
「ほっ…」
スピードはあるが、数は少ない。弾道を見極め、ゆっくりと避ける。
再び扇子を振る。今度は紫色の蝶が幽々子さんの後ろに現れる。少し回転したかと思うと、何方向かに別れるように、列を作って飛んできた。
「はっ!」
斬撃を飛ばし、いくつか相殺して密度を薄くする。
繰り返しているうちに俺のスペカはブレイク、同時に幽々子さんのスペカもブレイクした。