外伝
□月と封印
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これは紫…俺の妹が2度目の月侵略に失敗した後の話だ…
俺は妹に言われたが手を貸すことはしなかった。俺が手を貸さなければ綿月姉妹に勝てない、つまり月侵略は諦めるだろう、と思っていたからだ。
俺はいざこざを起こすのは好きじゃないからな。
だが、そのあとの月の動きが怪しかった。だから定期的に動きを見ていたんだがな…
「では次の満月の時に幻想郷に攻めいることとする!」
会議が終わる。会議の名前は「第23回幻想郷侵略会議」。俺がスキマを覗いていると偶然見つけた。どうやらこいつら月の住民は幻想郷に侵略するつもりらしい。
今の今までこれを見つけれなかったことに舌打ちする。
「透華」
透華「はいよ」
「月の奴等が幻想郷に攻めるらしい。先に叩きにいくぞ。」
透華「分かったけど、どうするんだい?今からいくのかい?」
確かに今からいってもいいのだが、相手の数が多すぎる。綿月の姉妹を一人ずつ押さえたとしても月兎に押さえられちゃ意味がない。
「一人ほど友人をつれていく。」
透華「彼女かい?」
「ああ。だから幻想郷に言って探してくれ。封印されてると俺は全然見つけれん。」
透華は妖力、魔力、霊力を扱う。だから人を探すのは俺よりも早い。
透華「分かったよ。それじゃスキマと連絡札を。」
「ほらよ。」
透華「ん。確かに。じゃあいってくるよ。主様も準備しっかりね。」
透華を幻想郷に送る。さて…結界を維持するための結界を張らないとな。妹になんて言われるやら。