小説

□博麗の神社で
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空間の裂け目に飛び込んで少し、光が見えた。

晴彦「よっと」

今回も着地成功。周りを見ると1本道のようだ。そして目の前には長い石段。これを登れってか?

晴彦「冗談きついぜ...」

まあ神社の境内に行かないことには仕方ない。俺は石段を登り始めた。



晴彦「ふぅ...ようやくか。」

かなり時間がかかったがどうにか石段を登り終えた。体力はまだまだあるが正直長すぎないか?

神社を見る。なんか寂れた感じのする神社だ。そして何故か立派な賽銭箱。

晴彦「まぁ神社に来たらとりあえずは…な。」

そういい賽銭を入れる。二礼二拍手一礼だっけか?

カランと賽銭の入る音がなる。すると誰かが走って来た。

少女「お賽銭を入れたのはあなた!?」

突然やって来た少女に驚く。目が爛々と輝いている。

「ってあんた変わった格好してるわね。もしかして外来人?」

そういう少女もなんとも変わった格好である。紅白の巫女装束だが何故か脇が出ている。と、ここで俺は黒白に言われたことを思い出す。

晴彦「俺は安倍晴彦。 望んで幻想郷に来た人間だ。」

そう言うと少女は少し驚いたようだ。

「望んで...?紫がそんなことするはずないし...」
一人で考え始めてしまったがふとこっちを見て

少女「ああ。自己紹介がまだだったわね。私は博麗霊夢。楽園の素敵な巫女よ」
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