長編

□5■第V夜■
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■第V夜■

心地良い場所













『…っ!…ユウ、も…無理ぃっ!』


「…まだ、だ。」




待って、と吐く息荒く、眼の前の人物に抑制の声をかける。
どれだけ時間が経ったんだろう。
少し意識が朦朧としてきた。

夜明けから既に数時間経った気がする。

ストップと言う声を無視する彼−神田ユウ−に精一杯の睨みをきかせるが大した効果が得られない。








もう限界。
手も足も動かない、そう感じその場に倒れ込んだ。







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