槻木学園日記
□少し違う日常
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「ジリリリリリリリ…」朝によく聞くあの音で僕は目を覚ました。
（また一日が始まった…）
そんなことを思いまだ重い体をベッドから起こした。
朝食を済まし歯を磨き終えた後、目の前の鏡を見た。
そこに映るのはなにも面白みの無い純白の獣毛、つまり僕、トキトの姿がそこにあった。
正直に言うと自分はこの純白の姿が嫌いだ。
（白なんて他の色に塗り潰されるだけなのに）
そんなことばかりを思いながら学校に行く準備を整えていった。
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