ガンダムSEED・D
□自由の守護天使
1ページ/3ページ
青きつばさを持った鳥は何に縛られることもなく空へと飛び立った。
誰にもつながれることもなく、誰かに従うこともない。
かの翼を持った鳥は、ただ一つのことでしか飛び立つことはない。
青くこの広い空の下
羽ばたく鳥は『自由』の名を持って
空を駆け巡る。
ただ、守るためだけに。
ラクスとキラはマルキオ導師のもとにみを寄せている。
キラは2年前におった傷を癒すために、ラクスも同じく。
しかし、ラクスは罪は晴れ、キラと共にある必要はなかった。
だが、キラと共にマルキオ導師の留まることを決めたのは他でもないラクス自身だ。キラと共にマルキオ導師のもとへ身を寄せ
ここで暮らす子供達の世話をしている。
まぁ、もっともラクスは子供が好きなのだが。
だからか、ラクスにはいつでも子供達が傍にいる。そして、柔らかな微笑みを浮かべながら話をしている。
キラはそんなラクス達を見て微笑ましく思っていた。
そんなラクスは、もちろん子供達のことは好きだが、やはり一番に考えるのはキラのことだ。
キラは物腰が柔らかくそして、優しい。そんなキラに惹かれて、共にいる。
好きという言葉では語れない。
キラからもそんな言葉を聞いたこともない。だけども、いいのだ。傍にいるだけで、こんなにも幸せなのだから・・・・。