参謀様と私の愉快な毎日
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「ほう。おまんが参謀お気に入りの玩具か」
「…」
私、滝田響子。
追い込まれています…。
何やら物凄いフェロモンを出す仁王雅治に…!
ドアップに物凄い整った顔って何の嫌がらせ!?
ってか銀髪と琥珀の瞳がここまで似合うって何!?
フィクションの世界から出て来たの!?
「仁王くん。女性に対して失礼ですよ」
眼鏡を上げながら歩み寄って来た柳生比呂士の登場によって、仁王くんは漸く離れてくれた。
「いや、あの参謀が気に入った女っちゅうから気になってのう」
クツクツと笑う顔さえ、何か艶がある…。
「だけど、普通じゃな」
「そういう事はオブラートに包むものですよ、仁王くん」
あんた等に比べたら誰もが普通だ!ボケーー!!
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