参謀様と私の愉快な毎日
□4
5ページ/7ページ
「滝田先輩!」
「切原くん?どうしたの?」
「何か手伝う事ありますか?!」
「え?」
「俺の試合は終わったし、先輩慣れてないから大変ッスよね?だから手伝いますよ!」
「き、切原くん…!」
何て良い子なんだ…!試合中の姿を怖いだなんて思ってごめんね!全力で訂正するよ!
「ありがとう!でも、大丈夫!スコアとか難しい仕事は他の人がやってくれて、私は簡単な仕事だけだから。切原くんは休んでて」
「じゃあ、何か出来る事あったら言ってくださいね!」
「うん」
か…可愛い…!人懐っこいワンコのようだ…!
「何をニヤニヤしているんだ。気持ち悪い」
「出た…!」
「出たとはご挨拶だな」
「…何か用?」
「余程あの女子の群れに投げ込まれたいらしいな」
「何の御用でしょうか!」
「別に用はない」
「何それ!なんの嫌がらせ!?」
「嫌がらせとは人聞きの悪い。お前で遊んでいるだけだ」
「余計に質悪いよ!」
「遊ばれるお前の方が悪い」
「何その地球は自分中心に回ってる発言…」
ここまで来ると、ジャイアニズムが可愛く思えるよ…。
_