稲妻
□不鬼*
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「なぁ、鬼道ちゃん。今日俺の部屋来「断る」
不動の問いに間髪いれず鬼道は答えた
「そうやってこの前も言ったのに、夜中にやっぱりしたいとか言ったのは何処のどいつだよ」
小さくため息をつきながらそういうと、鬼道はそれは...と言葉を濁し、頬を染めて顔を背けた。
その反応に不動はニヤリと笑って、鬼道の頬をなぞる。
「俺の部屋来る?」
鬼道はコクリと頷いて、不動のあとについて歩き出した。
部屋まで向かう時間がひどく長く感じられた。
歩いている間にも身体が熱くなっていく
部屋の前までついたときには体は火照り胸が高鳴っていた。
「あれ、鬼道ちゃん顔赤いよ。まだ何もしてないのに興奮するなって」
不動は少しだけ笑ってほら、と鬼道を部屋に入れた