なにもかも越えて、ギャモンがすき。2

□[泣き虫]
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綺麗の妹と、ガリレオと一緒に飲み物を買いに行く。

綺麗、寒がりだから温かいの買ってやろう




「どれにするんだよ」




ガコンっと落ちてきた飲み物を取っていると、ガリレオと綺麗の妹がそんな事を言ってた




「あのさ、悩んでんだったらガリレオはこれ持って先に綺麗の所に戻っててよ。」




はい。と飲み物を差し出し騒ぐガリレオを綺麗の所に戻らせる




「これでいいのかな?」




ガリレオがいなくなったのを確認して言うと綺麗の妹はコクりと頷いた


まったく、世話のかかる姉妹だ






第47話[泣き虫]






いまだに悩む綺麗の妹に先にキャップを開け、喉を潤す




「気づいてたんだね」


「私に分からないことなんてないのよ」


「ふーん」


「それにお姉ちゃんがギャモンの事好きなのはこっちの世界に来る前からだし」


「へー。」


「あぁ。それと」




綺麗の妹はこちらを見て




「アンタがどこから来たかも知ってる」


「私?私は外国から来たんだよ」


「…そーゆーことにしとくよ」


「…怖い女」




そう言うと綺麗の妹はこっちを向いてキっと私を睨んで、目に涙をためる




「怖いとか言うなー!アンタだって女か男か分かんないクセに!!」




今にも溢れそうな目で言われても迫力無い。ってか




「私の性別は知らないんだ。」


「それだけは知らないわよ!」




萌袖?と言うんだっけ?
とにかく手を半分くらい覆った袖で目をごしごしと拭く綺麗の妹。




「目、はれるよ」


「うるさい」


「あっそ」




隣でぐしぐし泣くから仕方ないなーと頭を撫でてやる

少しして泣き止んだから2人で綺麗達の所に戻る
すると何だか良い雰囲気の2人

邪魔してやろうかなー、なんて行こうとしたら服を引っ張られた
それはもちろん綺麗の妹で、また少し泣きそうになってた




「分かってるよ」


「…。」


「お前も意外と我慢してるんだね」


「うるさい」


「はいはい。」









Fin。





(そろそろ出ていかないとキスしちゃうかもね)

(!!)

(…。)

(お姉ちゃーん)

(…(やっぱり面倒くさい姉妹))

(ただいま)




.

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