なにもかも越えて、ギャモンがすき。2

□[何かが違うらしいです]
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「遊園地だー!!」




小さな子供みたいに目をキラキラと輝かせはしゃぐ華麗
それとは対象に私の気持ちはどんどん急降下。


良い思い出のない遊園地なんか大っ嫌い。






第46話[何かが違うらしいです]






「お姉ちゃーん!!あれ乗ろうー!!」


「う、うーん。」




華麗にぐいぐい引っ張られ、色々な乗り物に乗せられる




「大丈夫か?」




華麗と友とギャモンが飲み物を買いに行ったので、ベンチでダレてたら、一番にギャモンが戻ってきた




「んー。」




私は既にげんなりで、答える気になれない




「苦手なのか?」




ギャモンにジュースを貰ってありがと、と言うとギャモンもベンチに座ってそう聞いた




「…どうしてそう思うの?」


「疲れてそうだから」


「もしかしたら華麗の相手に疲れてるのかもよ?」


「華麗の相手で疲れてる時とはカンジが違うからだよ」


「…。」


「……。」


「よく見てるんだね、私のこと」




そう言うとギャモンが飲んでたジュースをブハッとはいた




「…汚いなぁー」




そう言うとギャモンは立ち上がって




「なっ!テ、テメェーのせ……い…」




最後まで言う前にギャモンの言葉が途切れた

その理由は知ってるよ


だって私の顔は真っ赤。


私だって恥ずかしかったんだよ



そんな私を見てギャモンは更に顔を赤くして2人で真っ赤になってた



いやいや、この沈黙はマズイでしょ


恋人同士ってワケでもないんだからそんな赤くなる必要なんてっ…!

チラリとギャモンを見る



…ダメだ。

だ、誰か助けてー!




「ただいま」




そう言って友と華麗がかけてきて

華麗は私に抱きついた


助かったけど、助かってない






fin。


.

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