なにもかも越えて、ギャモンがすき。2

□[少女マンガでカギをかけると何故かエロい気がします]
1ページ/1ページ



友と入れ替わりになる形でギャモンが入って来た。


また、ガチャリと扉にカギをかけて






第41話[少女マンガでカギをかけると何故かエロい気がします]






…顔をあわせずらいんですが……。

おとなしく華麗の所に帰れよ。




「…大丈夫、か?」




目をあけた時と同じ言葉を吐いたギャモン。

そんなギャモンにこくりと頷いた。


私はベッドから立ち上がり、まだフラフラとする中、ストーブの前へ、歩いた。




「なぁ、」


「何?」




保健室にのみある電気ストーブの前で温かい風にあたる




「んであんなことしてんだよ」


「…ギャモンには関係ないでしょ。」




ギャモンの方を見ずに冷たくいい放った


ギャモンの悔しそうな声が聞こえて、こちらに歩いてくる音が聞こえた



[関係ないはないだろ]と、言いたそうなギャモンは私の前に回り込み、私を睨んだ


だから、そんなギャモンを見ずに




「華麗のこと好きなんでしょ?だったら関係ないじゃん」




華麗が幸せならいいっしょ、と言うがギャモンはその場から動かない




「…何でだ」




それで、また同じことを聞かれた




「…しつこい男は嫌われるよ」


「関係ねぇ、ワケを聞かせろ」




まじめに言うギャモンにハァーとため息をついてストーブの前でペタリと床に座った




「金だよ」




はぁ?そう言いたそうな顔のギャモンに続ける




「ギャモンがパズルを作るのと同じ理由。金のため」




ギャモンは私の目線までしゃがむと




「俺はもう金だけのためにパズルは作ってねぇ」


「でも、ミハルを養うためにはパズルで金を作るしかないでしょ?私もそれと同じ。」


「どーゆーことだ」


「学園長が私の金を全部まかなってたらしいの。で、学園長が金を出す代わりの条件を出してきた」


「それが華麗と仲良くしろってワケか」


「そーゆーこと。これは生きるためにやってるんだよ」




納得のいかなそうなギャモンは実際納得いってない


でも納得してよ。仕方ないじゃん。







Fin。



.

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ