なにもかも越えて、ギャモンがすき。2

□[ザ・リバース]
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「嫌い?んなワケないじゃん、私は華麗のこと好きだよ」




…吐きそう



抱きついてきた華麗にも吐きそう
オエッ、気持ち悪い。
本当、勘弁してほしいくらい気持ち悪い






第40話[ザ・リバース]






「大丈夫か?」




目を開けるとギャモンとキュービック、それに友。


先にギャモンの顔が目に入ってしまい真っ赤になる私の顔




「ギャモンはあっち行ってて。心拍数測るから」




そう言うキュービックにギャモンは外へと追いやられた


ってか、ここどこだ


……多分ここはベッドの上で、なんでかキュービックは私の心拍数を測っていて


私の記憶の最後はここではない。


たしか、第一テラスだったハズ

ぼけっとしていたらキュービックが話しかけてきた




「可憐、覚えてる?倒れたんだよ」




首をゆるゆると振ればキュービックはその時の事を話してくれた


華麗が抱きついてきて、顔色が悪くなった私はその場で吐いて、ぶっ倒れたらしい


で、今にいたると。


キュービックがうん、心配なさそう、と言って外に出ていった




「あのねー。1つ言っておきたかったんだー。」




友は私の顔を覗きにこんであ、1つじゃなくて2つか、とニコニコ笑顔で話す




「あんまり無理なことはしないこと。それと、アンタが倒れた時、直ぐ様アンタにかけよってここまで運んだの、ガリレオだよ」




…そーなんだー。

ギャモンが連れてきてくれたんだー




「見物だったよ。ガリレオが血相かえて気絶してるアンタをお姫さま抱っこして走っていく姿は」




なんとも楽しそうに笑う友に顔が赤くなるのが分かる




「後で写メ送ってあげる」




そう言って友もキュービック同様に外に出ていった






fin。

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