なにもかも越えて、ギャモンがすき。

□[殴り屋、始めました]
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「お姉ーちゃーん!!」




そう叫びながら飛び付こうとしていた華麗をギリギリの所で避ける

そのまま華麗はルークへとダイブ。
華麗にとってルークは[ハジメマシテ]の人になる




「あ、ごめんなさい」




そう言い少し困ったように笑った華麗に真っ赤になったルークを見てホレたな、なんて思った






第37話[殴り屋、始めました]






「可憐っ!」




キュービックが抱きついてきたのでこちらは受け止めてやる、そんで、頭を撫でてやる




「久しぶり。キュービック。」


「本当に久しぶり」




にへっと笑ったキュービック、あれ?キュービックってもっと怖いカンジじゃなかった?


まぁ、いいか。


取り合えず、帰ろう。と第一テラスに背を向けた




「可憐帰っちゃうの?」




そんなキュービックにここに用は無いことを伝えると少ししょんぼりしてた




「綺麗君。君、忘れてるだろうけど」




上から軸川が顔を出し、そう言う




「何を?」




そう聞くと[補習]と軸川は何とも嫌な言葉を吐いた。


ってか私、補習する必要があるんだろうか?




「拒否します」


「拒否はできないよ」


「ならここやめますよ」


「それもダメだ」


「どーしろっつーんだよ」




軸川をギロリと睨みながら言うと軸川はいつも通りの笑顔のまま




「君が補習を受ければいいだけの話だよ」




と、なんとも嫌な選択肢のみをあげた


…まさか、あのオッサン、華麗に入れ込んでるワケじゃないよな…。




「…ちょっと殴り込み、行ってくる」




にっこりと笑ってその場を後にした









(お姉ちゃん待って!)

(くんなアホ)

(え…酷っ…)




泣く華麗に集まる皆を見て私はどれだけ敵を増やすのだろうと思った




((結局、ルークも向こう側だったし))




Fin。
 

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