なにもかも越えて、ギャモンがすき。

□[軽く崩壊しました]
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かなり高い所から落ちてきた私をオカベ君が支える、結構衝撃痛いんだな


それで血まみれのダミーを置いて即刻そこから逃げる

きっと華麗が下を覗くから


そしたら作戦は完了ー。
後は軸川にメールして終わり、と。






第27話[軽く崩壊しました]






「ねぇ、可憐」


「何?」


「本当にこの学園やめちゃうの?」


「うん、止める、かな、ここでの私は華麗に殺されたし」




しょぼんとしているキュービックの頭を撫でると




「僕、もっと可憐と一緒にいたいよっ!」




そう言って涙目で抱きついてきた




「大丈夫。キュービックが毎日、私の所に遊びに来ればいーんだよ」




なーんて、キュービックを慰めている時




「君はこの学園をやめられないよ」




軸川が来て私を少し睨むようにして言った




「学園長からそう言われてる」


「へぇー。」




でも私、殺されちゃったしなー。




「それに」


「?」


「君には謝ってもらわないと」


「私、アイツに謝らなきゃいけないようなことしてないけど?」




軸川は華麗を傷つけといてよく言うよ、と言った




「えー。それって私も同じだからさー。おあいこじやん?」




にっこり笑うと皆が一瞬引いた。




「あれれー。私の事が怖いわけー?」


「こ、怖いわけ無いでしょ!」




ノノハが威勢よく叫ぶ。
うるさいな。




「そう。まぁ、正直何でもいいよ。もう私と君達は関係ないし。」




そう言って家へ帰ろうと歩き出したが

皆が止まれとか、行くなとか、うるさい。


全部無視しようと思ったが、彼の声だけが、私を止めた




「止まれよ」




それはやっぱりギャモンで、
私ってば何止まってんのよ
もう失恋したんだから諦めろよ




「ちょっとだけ、待てよ」




fin。

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