なにもかも越えて、ギャモンがすき。

□[い、いやぁあぁぁあ!]
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「ゲホゲホッ!」


[どうかしました?]




キィっと開いた扉。




「うわっ」


「…。」




クエンザー粉で真っ白になった私の登場です。






第25話[い、いやぁあぁぁあ!]






「ケホッ」




クエンザーの粉にむせたらエレナがごめんなさい、と言った。

別に謝ってほしかったワケじゃないんだけどなぁ。




「ついたわよ」


「えー。見逃してよー」


「ダメ。」




エレナちゃんは私の扉の前にこさせた


ドアノブをキィっと回して中に入った
エレナちゃんは扉が閉まるのを確認して去って行った


だから私も外に出…。
……カギっすか?




「いやー!!出してー!」


「おい」




必死こいて抜け出そうとしたら後ろからギャモンの声がした。

ばっと後ろを振り向くとそこにはギャモンがいて。


“告白”のことを思い出し思わず顔が赤くなる。


だからちらりとギャモンを見る。
すると彼も真っ赤になっていて。



よけい恥ずかしくなるじゃん。


さっきよりも顔に熱があつまってるのが分かってうつむく




「あ、の…よう…」


「…なに?」


「華麗のことなんだが」




え、うそ。
今?
今、あいつのこと言うの?




「華麗がどうした?」




ヘドが出る

あいつの話しなんか聞きたくないが、他ならぬギャモンの話だ。
聞いてやろう




「俺、華麗と結婚する約束したんだ」




…はい?
結婚?
華麗とギャモンが?




「へぇー。」




あー、そう。
ふーん。


なんか、興ざめ、ね。





fin。





.

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