なにもかも越えて、ギャモンがすき。

□[姫川エレナ]
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「今日は誰ですか?」


「姫川君だよ」


「明日は誰ですか?」


「ギャモン君だよ」


「…。」


「可憐君?」


「軸川センパイはしないんですね」


「僕はギャモン君の次だよ」






第08話[姫川エレナ]






今日もまた捕まってしまった女子トイレに逃げてたのに


くそっ。
本人が直々にお迎えにくるとは




「さぁ、今日はとことんやるわよ!」


「嫌です」


「どうしてよ」


「エレナちゃん可愛いから」




本当はギャモンとフラグ立ってるから




「それは関係ないでしょ?さ、早くやるわよ」




話しそらそう




「エレナちゃんてさ」


「なによ」


「年下だよね」


「そうよ」


「じゃあ敬語使いなよ。ミンチにするよ?」


「は…っあ!?」


「とにかく、敬語。」


「…。」


「ミンチにされたい?」


「分かったわよ」


「[分かりました]でしょ?」


「分かりました」


「うん。可愛い可愛い」




エレナちゃん自体は嫌いじゃないし。
頭撫でてやる




「触らないでよ」




と、照れたので、頭をガシリと掴んでやった




「痛っ!痛いって!」


「敬語」


「さ、触らないで下さい」


「よろしい」




ぱっと手を離すと睨んできた

でもカワイー。




「…早くギャモンとくっついちゃえばいいのに」




ぼそりと呟いた声をエレナちゃんは聞き取らなかった




「と、とにかく勉強するわよっ!」


「はいはい。」




明日は、本気で逃げよう。





fin。



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