なにもかも越えて、ギャモンがすき。
□[補習補習補習]
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「あのー。」
「ん?」
「なんで私、生徒会長様に連行されているのでしょうか?」
「君が補習を受けないで逃げてるから、今回は頑張ってもらおうと思ってね。」
軸川センパイは一度学園長室へ行くよ、とニッコリ笑った
第03話[補習補習補習]
「君は√学園に入れたのが不思議な点数をしていますね」
学園長、バロンに言われ私もそうだよなぁと思う
「そして、それを治そうと努力もしない」
椅子から立ったバロンは続けた
「なので私は考えたのです」
称号持ちの皆に勉強を教えてもらうと言うことを
「…はぁ?」
バロンは何を言っているんだろう
称号持ちと言ったらギャモンも含まれるじゃないか
遠目で見ても少し心拍数が上がるのに会うとか無理でしょ!
なにを考えてんのよ!
「嫌です。」
「君に拒否権はありませんよ。」
そう言うとバロンは軸川センパイに頼みましたよと言った
なにがたのみましたよ、だ。
「行くよ。綺麗君」
「可憐でいいですよ」
「じゃあ可憐君」
前を歩く軸川センパイの後ろ姿をジッと見る
「私はこの後、どうなるんですか?」
「1人ずつ、ためしてもらう」
「試す?」
「そう。1人1人勉強を見てもらって誰が一番教えてもらいやすいか決めるんだ」
なんだその嫌がらせは。
軸川センパイは前を向いたまま[今日はまずカイト君からだよ]と言って私を1つの小さな教室へと通した
fin。
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