なにもかも越えて、ギャモンがすき。

□[頭悪すぎ]
1ページ/1ページ


「ねーねー綺麗ー」


「なんだい、友よ。」


「テスト返されるってさー」


「ほぉー」


「お、余裕だねー」


「いや、逆?もう点数低いの分かってるから」


「…あぁ、なるほど」






第02話[頭悪すぎ]






[何点だったー?]




そんな声が飛び交う教室で、私はテストと見つめあっていた


…さすがにまずいかな?


英語のテスト、9点だって。

一桁いっちゃったよ…。


ってか5教科でも100点いってないなぁー


……ま、いっか。




「綺麗ー」


「んー?」


「今回補習あるってさ、」


「…一応聞こう。何点以下?」


「そんなの赤点ギリギリのの40点以下だよ」


「教科は?」


「英語と国語と数学」




……全部引っ掛かってんなぁー




「面倒くさいからフケる」


「いーの?」


「大丈夫大丈夫。」




だって私、この世界の人間じゃないしー




「でもさ、綺麗って補習サボり常習犯じゃん?」


「だから?」


「もしかして生徒会長が来たりして」



なんだか変な笑いを浮かべる友に[やめてよ、そんな冗談]とそう言おうとしたら




[すみません、綺麗可憐君。いますか?]
[あぁ、綺麗ー、生徒会長が呼んでるぞ]




マジで生徒会長様いらっしゃったー!



fin。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ