なにもかも越えて、ギャモンがすき。
□[頭悪すぎ]
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「ねーねー綺麗ー」
「なんだい、友よ。」
「テスト返されるってさー」
「ほぉー」
「お、余裕だねー」
「いや、逆?もう点数低いの分かってるから」
「…あぁ、なるほど」
第02話[頭悪すぎ]
[何点だったー?]
そんな声が飛び交う教室で、私はテストと見つめあっていた
…さすがにまずいかな?
英語のテスト、9点だって。
一桁いっちゃったよ…。
ってか5教科でも100点いってないなぁー
……ま、いっか。
「綺麗ー」
「んー?」
「今回補習あるってさ、」
「…一応聞こう。何点以下?」
「そんなの赤点ギリギリのの40点以下だよ」
「教科は?」
「英語と国語と数学」
……全部引っ掛かってんなぁー
「面倒くさいからフケる」
「いーの?」
「大丈夫大丈夫。」
だって私、この世界の人間じゃないしー
「でもさ、綺麗って補習サボり常習犯じゃん?」
「だから?」
「もしかして生徒会長が来たりして」
なんだか変な笑いを浮かべる友に[やめてよ、そんな冗談]とそう言おうとしたら
[すみません、綺麗可憐君。いますか?]
[あぁ、綺麗ー、生徒会長が呼んでるぞ]
マジで生徒会長様いらっしゃったー!
fin。