なにもかも越えて、ギャモンがすき。
□[めちゃくちゃホラーです]
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「お姉ちゃんだよね?私を起こしてくれたの」
そう言ってジリジリと私の方に近づく華麗
「違うわよ」
「じゃあ誰?」
そう言って更にジリジリと近づいてくるから華麗が近づいてくるのとは別の方、オカベ君の頭の方に飛んで、オカベ君を乗り越え、地面にひらりと着地する
「あーもー、お姉ちゃん可愛すぎ」
…なんだか嫌な予感
「お姉ちゃんちゃあぁあぁぁん!」
ダッシュしてきた華麗に猛ダッシュでその場から逃げた
第30話[めちゃくちゃホラーです]
「お姉ちゃーん、いるのは分かってるんだよー」
…何で私、キュービックの研究室に来ちゃったんだろう?
クセかな?
華麗がゆっくりと近づきながら私を探す、一種のホラーだ。
ってか足冷たい、どっちかってと痛いに近い、廊下、冷たいんだもん、裸足なら当たり前だよねー。
ま、正直言うと身体全部寒いんだけど、手の指、爪が紫になり始めてる。
寒い。
ちなみに、私はキュービックの机の下に隠れてる
ベタだけど、扉から一番遠いし…。
「お姉ーちゃーん」
華麗の声がすごく近くまで来て、あぁ、見つかる、なんて覚悟した時、
[華麗君!あっちで可憐君が見つかったよ!]
軸川のそーゆー声が聞こえて華麗は急いでそっちに向かって行った。
あーあ、扉、開けっ放しなんだろうなー。
寒い風が…。
足は凍るように冷たいが、早く脱出しないとまた華麗が来てしまう、と私の位置を間違えてくれた軸川に感謝しながら机の下から出ようとした時、
ガラガラと扉が閉まる音がして、
ガチャン、とカギが閉められた。
だ……誰っスか!?
取り合えず机の下から出れなくなった
fin。
誰か分からない分、華麗の時より怖いかも…。
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