悪魔で恋人。and お嬢様の生活、猫の1日。and 気紛れ猫の暇潰し。

□第四話
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第四話
「契約」

[で、契約されないのですね]

「ま、待ってセバスチャン!」

なんか黒に包まれそうだったから慌てて言った。
言ってしまった…。
最近気に入っている悪魔の名前を…。
結構恥ずかしいぞ…。

[……]

「……?」

何も言わない悪魔に頭にハテナマークが浮かぶ

[何故貴女がその名前を…?]

「え…」

うわぉ。
名前当たっちゃったよ

[面白いですね…。久しぶりに楽しい人間に会った…。]

「…(面白いって…)」

[さて、私と契約されますか?]

周りはまだ真っ暗だったけど本当に黒〇事そのまんまのセバスチャンがそこにいた

「……契約する。」

[では契約内容を。]

「私の、恋人になって。」

[……。]

キョトンっとするセバスチャン。

「…出来ないの?」

ちょっと強気で聞いたらセバスチャンは笑って

[了解しました。]

「あ、もう1つ。私のことはちゃんと守ること!」

[はい。ではどこに契約印を?]

「うーん…それって刺青みたいに痛いの?」

[いいえ。痛くはないですよ。前の主人は右目にいれていましたし]

「じや、腰希望!!」

そう言ってニコニコ笑った。
これから悪魔と契約しようと言う人間が笑った。

やはり…この人間は面白い…。











第四話終了







(位置間違えちゃ駄目だよ)

[大丈夫です。]

(……(なんか素っ気ないなー。))




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