〜壬生浪士組篇〜
□序章・儚
1ページ/1ページ
斯くも人とは脆く、儚いものだ…ーーーー
ずっと大切に思っていた“宝物”は、もうこの世にはいない。
温かな家族も、
ありふれた日常も…
全て…失ってしまった。
そんなこの世に、わたしが生きているべく意味はあるのだろうか……?
そう幾度となく考えた。
ーーーーでも、実際わたしは今この世に生き永らえている。
だって、皆と約束したから…
“生きる”って、
“遂げる”って……
だからわたしは、まだこの世にいるのだろう…ーーーー
家族と交わした、最後の約束を守る為に……
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ