Short Novel

□隠し事
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―――土方サンの馬鹿やろォ


《隠し事》


「土方サン死ねぇぇぇぇぇ!!!」

「うぉっ!?」

ドッカーン!!!

「チッ‥しくじったさァ」

「しくじったじゃねぇよっ!!危ねぇじゃねぇか」

土方は刀で沖田の刀を押している

「そうですかィ?」

沖田は笑いながら押し返す

「トシ〜!」

と、その時近藤が土方を呼び、土方は溜め息を一つして向かった
残された沖田は調度その時に来た山崎に八つ当たりしてから自室に戻った

―――バタンッ

沖田は自室の障子を強く閉め、するすると地べたにしゃがみ込む
そしてコンパクトに足を曲げ、体育座りになり溜め息を一つ

「何やってんでィ‥俺らしくねェやィ‥」

昨日は何ともなかったのに‥
今日の俺は明らかにおかしい
土方サンの前でいつもみたくやっている筈なのに‥


沖田は自分の頭をぐしゃぐしゃにかきまわすとまた溜め息をした
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