テニプリ長編
□平凡な毎日。
3ページ/6ページ
教室に行けば柳と仁王に挟まれる柚華。
「のぅ柚華、教科書見せちょくれ。」
『んあ?ええよー。』
柳から距離を取り、仁王のくっつく机を見て柳は眉間にシワがよる。
「……柚華。次お前が当てられる確率は98%だ。それに嫌いな数学…俺の答えを教えてやってもいい。」
『えっ!まじ?!ありがとー助かるー!!』
そう言って柚華は柳の机を近づけ、自分の机も柳寄りにした。
『まーくんも教科書見るなら寄せとき!』
そう言って仁王の机も寄せ三つ並べた。
「(…流石参謀。なかなか手強いのぅ。)」
「(…独り占めとは感心しないな仁王。)」
「「「「(あそこの2人KOEEEEEEEEEEE!!!!!)」」」」
柚華を巡る水面下の闘いに
クラスメートはただただ恐怖を感じていた。