新・紋章の謎 ルナティックプレイ記

□16章 王都奪回 & 16章外伝 再会
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カタリナ「えっ…マルスが…単独行動!?」

ローロー「ウキキ。さっき見たんだ」

エレミヤ「何ですって!」

クライネ「すぐに暗殺しに行かねば…」

カタリナ「待って下さい。
敵の罠という可能性もあります。」

ローロー「ウキキ、そうかもな」

クライネ「…ふん、あんたにしては冷静な判断ね」

ローロー「だが、確かにあれは本物っぽい顔だったけどなあ」


クライネ「それでは、私が確認して…」

カタリナ「いえ。私が行きます」

クライネ「…あんたが?」

カタリナ「はい。
確認してきて…本物なら殺しにかかります」

エレミヤ「だ、だけどアイネ。
あなたは今まで、散々任務に失敗してきたじゃない。
また失敗なんかしたら、軽いお仕置きでは済まされないわよ?」

ローロー「そ、そうだそうだ。
その、またエレミヤ様がアブナい方向に走るからそれはちょっと…」


カタリナ「いえ。
マルスは私と面識があります。
クライネやローローなら即応戦するでしょうが、
私なら、即座に殺すのを思いとどまるかもしれません。その隙に」

クライネ「だけど。
思いとどまるのは…あんたも同じじゃないの?」

カタリナ「いえ、
マルスには全然恩がないので、確実に殺せます

ローロー「随分きっぱり言うなぁ…」


カタリナ「それに。
私も、強くならなければいけないんです」

クライネ「… … ……姉さん」

カタリナ「ローロー。
今この近くにいる部隊を、連れてきてください。
マルスの暗殺に向かいます」

ローロー(いつになく真剣な表情…
…このアイネは、やる気だな)

ローロー「ウキ、わかった。連れて来る。
オイラの兄弟も連れてくるぞ。
戦いは出来ないが、何かに使ってくれ」

カタリナ「ありがとうございます」



エレミヤ「…必ず殺してくるのですよ」

カタリナ「はい、エレミヤ様」


クライネ「…」

カタリナ「…クライネ。
私も…任務の時くらいは。
あなたの…憧れだったお姉さんに。戻ってみせます」

クライネ「姉さん…」


カタリナ「私は、強くなります」
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