新・紋章の謎 ルナティックプレイ記

□8章 ソウルフル・ブリッジ
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ナバール『…今日は調子が良い。』

オージェ「幸運と守備アップです!なかなか良いステが…」


パオラ『あら?これは…』

オージェ「おおおお!!!特効薬キター!!!」

アンナ「リフver3ね。2は栄養ドリンク」

オージェ「これは役立ちそうな予感!」

―――――

オージェ「それでは8章、ソウルフル・ブリッジ開始」

アンナ「きゃー早速バカイン登場―。
速さが10のダメソシアル」

オージェ「アンタ前日編より弱くなってないか…?」

カイン「マルス様!ご無事でしたか!」

マルス「ああ(キラッ)
無事だったよ(キラッ)当然さ(キラッ)」

カイン「北からはハーディンの部隊が迫っております!」

マルス「そうか(キラッ)
ターバンごとき、レイピアで粉々にしてやんよ(キラッ)」

オージェ「アンタの実力じゃ
闇のオーブなしでもコテンパンにやられる
よ…」

カイン「いえ、
ハーディンは不思議な力に守られており、手出しが出来ません。
ここは、北西の城に逃げねばなりません!!」

マルス「ターバンごときに…仕方ない。
ひとまず逃げよう」

カイン「現在のハーディンの居場所は…」

マルス「いや、
ほのかなカレーの香りがしてくるから、大体の方角が分かる

アンナ「あら、ほんと。すごい良い香り」

オージェ「何で戦場にカレー作ってきてんだあの皇帝…

マルス「北東だな。
皆、北東にはなるべく近づかずに進軍するんだ(キラッ)」


―――

ハーディン「くっくっく、マルスがついに動くか」

ジェネラルA「はい。出撃いたしましょうか?」

ハーディン「よい。しばらくの座興だ。
ここで待機しておれ」

ジェネラルA「はっ」

ハーディン「むっ、お主の持つドロップアイテム、
それは…術書」

ジェネラルA「はい」

ハーディン「術書か…我々オレルアンズには必要のないものだ」

ジェネラルA「は、はあ」

ハーディン「我々オレルアンズは…
武器レベルなら誰にも負けんからな」

ジェネラルA「そうなのですか…」

ハーディン「まあ、良い。
相手が来るまで、しばし待とうではないか」

ジェネラルA「はい」

ハーディン「今日はとっときのカレーを作ってきたんだ」

ジェネラルA「おお!
は、ハーディン様手作りのカレー…」

ハーディン「くく、食べたいであろうが、辛抱せよ。
戦場に漂うカレーのにおい…
相手は戦意を喪失してしまうはずだ。
相手がカレーのにおいに惑わされてこちらへ来た時、そこを攻めるのだ…!」

ジェネラルA(最初から攻めればいいんじゃ…)



―――――

オージェ「というわけで8章開始ですが」

アンナ「ふむふむ」

オージェ「ここらでちょっと、
自分、吟味をしてみようと思います」

アンナ「成長吟味ねー。
今まで全くやってこなかったけどねー」

オージェ「でもここでやらないと後が辛くなる気がするんです。」

アンナ「それには同意するわー」

オージェ「で、訓練所を使いますが、一つ困った事が」

アンナ「なーに?」

オージェ「…リンダの存在です」

アンナ「あら、リンダがどうかした?」

オージェ「リンダだとまず、訓練所の相手に勝てないので、
吟味以前にレベルアップできないのです」

アンナ「あらあら残念ねえ」

オージェ「いけそうなアーマーナイトがたまーに出るんですが、
それを出すまでにかなりの時間がかかります」

アンナ「なるほどー」

オージェ「というわけで、今回は戦いの中でリンダを吟味します。」

アンナ「おお」



オージェ「まず1ターン目、マルスが、次の移動で
バヌトゥ村に到達できるところに待機、フィーナさんで再行動。
そしたら今度は、適当な奴でアーマーキラーパラディンを一体おびき寄せます」

アンナ「なるほど」

オージェ「そして、ドラゴンシリウスさんで、忘れずに星レオ盗賊を
次のターンで倒せる位置に移動しておきます。
そして2ターン目、さっきおびき寄せたパラディンを弱らせて、
リンダのファイアーで倒します」

アンナ「経験値溜まったー」

オージェ「これでレベルアップできなかったので、
フィーナさんが踊って、次に、
火竜石盗賊のとどめをリンダでさすと確実にレベルアップします」

アンナ「なるほど。
上級と盗賊倒せばそりゃレベルも上がるわ。で、パラメータは?
…技速さ幸運守備、なかなかのものじゃないの?」

オージェ「いえ、駄目ですね」

アンナ「あら、駄目なのー?どしてー?
これまでのアンタなら『良い感じ』とか言いそうなのにー」

オージェ「このリンダ。レベルが今8であります」

アンナ「うんうん」

オージェ「でも、これ見て下さい。魔力!!!!」

アンナ「おー、魔力が7しかない、と」

オージェ「魔力7だと色々きついですよ!」

アンナ「だからアンタは魔力を上げたいのね」

オージェ「はい。まあ速さも上がって欲しいですが。

というわけで、今回は心を鬼にしてリセット。
納得いく成長までリンダを吟味するのです!」

アンナ「これが地獄のはじまりだとは思ってもいなかった…」


―――
ハーディン「…」

ジェネラルA「…」

ハーディン「…遅い。マルスめ、
何をモタついておるのだ。
早く来ないと、ワシが直々に貴様を倒すことになるぞ…」

ジェネラルA「…
(本当は
自分から動くAIなんて持ってないくせに)


ハーディン「わしのカレーが冷めてしまうわ!
はっ、そうか。わしのカレー作戦が功を奏して、
奴らは相手に手こずっておるから、来るのがこんなに遅いのか!」

ジェネラルA「…」

ハーディン「よし、そろそろ良いだろう。
カレーもう食べちゃおう。ワシも食べたいし」

ジェネラルA「え、食べるのですか?」

ハーディン「わしもハラが減っておるのだ!
む、その目、お前も食べたいのか!」

ジェネラルA「え、そ、そんな事は」

ハーディン「とか言って、
ほんとは食べたいんだろ〜。ほれほれ〜」

ジェネラルA「そ、それはハーディン皇帝様のものですから」

ハーディン「美味いぞ?この飯と、このルーがあれば…おっとっと」ツルッ

ジェネラルA「は、ハーディン様!?ああーっ!!手からルーが滑って…!」

ハーディン「うおお!?」




ハーディン「…なんてな」

ジェネラルA「あれ?容器が割れてない?」

ハーディン「ふふ、私を誰だと思っておる。
この闇のオーブある限り、誰一人私を傷つける事などできぬ。
そしてそれは、カレーにも同じ事が言える」

ジェネラルA「闇のオーブの力でカレーを守ったのですか…」

ハーディン「楽しいぞ?闇のオーブ生活は。
自分の周りにシールドが出来て、色々と弾いてくれるんだ。
扉の間に小指を挟んでも、痛くも痒くもない。
夏の夜、蚊に刺される事もないし、
机の下に落ちたものを探していて頭をあげるとゴン!なんてのも全く痛くない。
どうだ、羨ましいだろ〜


ジェネラルA「…羨ましいですが、
闇のオーブというアイテムとのギャップが大きすぎて…

ハーディン「…まあ、苦労する事もあるぞ。
外的要素は全て弾いてしまうから、顔が洗えないだろ。
それに食事が出来ないから、
小さい菓子なんか口に放り込むと弾かれて落ちちゃうんだよ。
それに、エアコンつけても全然涼しくないし、
くしゃみなんかしたら内側から弾かれるもんで、
鼻水が戻ってくる
んだ。アレは辛かったなあ」

ジェネラルA「闇のオーブもくしゃみには弱いんですね…」

ハーディン「時と場合に応じて、
闇のオーブを持ったり持たなかったりしなければならない。
闇のオーブといえど、
用法・用量を考えて正しく使わねばならん
のだ」

ジェネラルA「そうなんですか…」

ハーディン「…にしても、ほんとに遅いなあ。
先にカレー食べてよっと」

ジェネラルA「あ、闇のオーブは…」

ハーディン「お前が持っていろ。わしはその間にカレーを食べる」

ジェネラルA「…(この隙にこの皇帝倒しちゃおうかな…)」

ハーディン「うむ!やっぱりワシのカレーは美味い!
欲をいえば、もう少し熱かったら最高だったな…」


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