新・紋章の謎 ルナティックプレイ記

□3章外伝 暗躍する影たち
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―――


リフ「ざんねん おいつめられて しまいました
ここまで ですかな 
せめて マルスさまの ぐんに
わたし とくせいの
きずぐすりを おいてから しにたかった…」


―――


クライネ「あのハゲは囲んだわね。
ふふ、あとはじっくりいたぶって…」


カタリナ「クライネ…」

クライネ「アイネ?あんた何しに来たのよ」

カタリナ「何をしに、というほどでもありませんが…」

クライネ「それじゃあすっこんでなさい、
あんたの顔見ると私がハラハラ…
じゃなかった、イライラすんのよ」

カタリナ「hrhrは勘弁」

クライネ「で?何しに来たの?」

カタリナ「アリティア軍が来ました。それを伝えに」

クライネ「ちっ、アリティアか…面倒くさいわね。
まあ、あの程度の敵ならコイツらで何とか出来るでしょう」

カタリナ「オージェ達を甘く見ると死にます。クライネ。」

クライネ「何警告してんのよ。アンタに警告される筋合いはないわね」

カタリナ「でも、オージェは強いです。注意してかからないと…」

クライネ「ふん、じゃれあってるうちに、そのオージェとかいうやつに情が移ったの?」

カタリナ「それは有り得ません

クライネ「…随分ときっぱり言うのね。
それじゃ、他の奴らに情が移ったの?」

カタリナ「…」

クライネ「ふん、クズはそこで見てなさいな。大好きなお仲間が殺される様をね」




―――


オージェ「とりあえず戦闘開始です。
メンバーはマルス様と僕、アランさん、マリーシア、リンダ、サジです。
サジさんはハンマー要員です」

アンナ「ふーん」

オージェ「とりあえず敵アーマーをおびき寄せて撃退します!」

アンナ「ほう。リフさんに間に合うのかしら?」

オージェ「センセー!サジさんがハンマーを外しましたー!」

アンナ「どこまで役に立たないのよー。リセットリセットー」


―――

オージェ「センセー!リフさん死にました!
中々間に合いそうにありません!」

アンナ「こりゃもう死ぬのは必然なんでないの?」

オージェ「…いや、死なせたくないです」

アンナ「じゃあどうするのよー」

オージェ「作戦を変更します!!
レスキューはルナでは貴重なので、何としても使わずに突破します!
今章は並大抵のメンバーでは突破できません。
ですから、今まで培った色々なものをフル活用して突破します!
まず、メンバーはマルス様と、僕、ルーク、パオラさん、リンダ、アランさんです!」

アンナ「まさかのアランさん」

オージェ「相変わらずアランさんはドラゴンナイトのままで、
ルークはソシアルに戻します。
そして、パオラ姉さんですが…兵種変更します!」

アンナ「おっ、何にすんの?」

オージェ「なんと、賢者に変更です!!」

アンナ「賢者!?

…かつて三章でパオラさんをクラスチェンジさせ、
外伝で彼女を賢者として使うプレイがあっただろうか…


オージェ「で、重要なのは、
ルークがソシアルな事と、アランさんがドラゴンな事です。
まず…戦闘開始したら、運ゲーに持ち込みます!!」

アンナ「また運ゲーキター」

オージェ「運ゲーなのは最初だけです。
マルス様のレイピア必殺を狙ってひたすらアーマー攻撃!!」

アンナ「これで何回かリセットしたわねー」

オージェ「これで、必殺が出たらルークを走らせ、アーチャーに攻撃!
初期位置を変えればギリギリアーチャーに届きます。
今のステータスだと、タウルスで力強化したら、
追撃でちょうどアーチャーをぶちのめせます!」

アンナ「ほんとルークの出世ぶりは凄まじいわねー」

オージェ「そして、リンダさんがオーラで、
パオラさんがサンダーでアーマー達を次々と焼き払っていきます。
さて、アーマー全部とアーチャー一体を1ターン目にぶちのめしたおかげで、
近くにいるのは敵アーチャー一体のみ。
アーチャー一体くらいの攻撃なら耐えられます。
リンダさんはばっちり攻撃範囲外にいるので大丈夫。
アランさんはリフさんの方へ近づきます」

アンナ「なかなかやるわねー」

オージェ「そして2ターン目!
全速力で右に進んで、リフさんを狙う二体の敵の攻撃範囲に入ろうっとしたが…
問題発生。アーチャーの範囲にしか入れなかった」

アンナ「森が多いから進みにくいしねー」

オージェ「しかし、これでリフさんを狙うのはアーマー一体のみ!
アーマー一体くらいだったら、
マップ右下の山岳にリフを逃げ込ませ、
アランさんを壁にして耐える事が可能!
ここでアランさんのHPが減ったら、
リフさんのライブで回復!完璧じゃないか!」

アンナ「1%の必殺が出ない限りはこれで上手くいくっぽいわねー」

オージェ「あと、出てくる増援は、アーマーを倒した後のアランさんと僕で塞ぎます。
登場してすぐに動いてくるし、しかもルナティックです!
下手に増援出したら、何されるかわかりません!」

アンナ「まあそれで良いと思うわよー」

オージェ「リフさんさえ救い出せば、後はアーマー二体のみ。
リンダちゃんの経験値にしておしまいです!」

アンナ「技速さ幸運。リンダ成長したわねー」

オージェ「そして制圧!」

アンナ「簡単そうに書いてあるけどやっぱりリセットは多かったのよー」



―――

マルス「クライネとかいうやつはどこだ!!」

ジェイガン「…逃げられたようですな」

マルス「ちっ…逃げられたか…
顔だけでも拝みたかった…

オージェ「アンタここに何しに来たんですか…


―――

リフ「おひさしぶりです オージェどの」

オージェ「お、お久しぶりです…」

リフ「すこし かみが のびましたか オージェどの」

オージェ「ん?そ、そういえば伸びたな。
ろくに手入れもしてないし」

リフ「わたしのような かみがたなら ていれも らく ですよ」

オージェ「それは はげ です」

リフ「よろしければ わたしが
あたまを まるめて さしあげましょうか」

オージェ「それは まるがり です」

リフ「いかがですか まるめますか まるめませんか」

オージェ「おととい きやがれ」



―――

クライネ「…失敗したっぽいわね」

カタリナ「だから言ったんです。
アリティア軍は強いですから…」

クライネ「何?あんた、むかつく事言ってくれるじゃないの。
あんたはどっちの味方なの?
まさかエレミヤ様を裏切るつもりじゃないでしょうね」

カタリナ「そんな…
私達は、エレミヤ様に逆らうなんて、出来ません」

クライネ「そう。じゃあ私行くから。
これ以上アンタのむかつく面なんて見ていたくないのよ」

カタリナ「…」

クライネ「ほんと、アンタ何しに来たの?忠告だけ?」

カタリナ「…家にいると…また叱られます」

クライネ「家から出ても叱られるだけよ。
クズは早く家に帰りなさい。
今みたいに、どーせ何も出来やしないんだから。
精々出来る事と言ったら、私を腹立たせる事くらいなんだし」

カタリナ「…」

クライネ「だからその悲しそうな顔をやめなさい!さっさと帰って!
これ以上あんたの顔を見てると嫌気が差すのよ!」

カタリナ「…」



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