新・紋章の謎 ルナティックプレイ記

□3章 連れ去られた王女
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オージェ「…と、あれから何回もやり直して、
運よくドラゴンナイトからの防衛に成功したであります」

アンナ「またアバウト説明ねー」

オージェ「具体的には僕が7回死んで
ルーク君がさっきのを入れて三回死にました…」

アンナ「まだ少ない方じゃなーい」

オージェ「それとマスタープルフを手に入れました!」

アンナ「初マスタープルフ。誰に使う事になるのかしら、将来が楽しみねー」

オージェ「あとリンダちゃんのオーラが
6回くらい減りました!」

アンナ「あらあらー
ミロア司祭もきっと嘆いておられる事でしょうねー」

オージェ「しょーがないじゃん!!
まだレベル低いから遅いのもあって普通の魔法じゃ
ほとんどダメージ通らないんですもん!!」

アンナ「そうねー」


オージェ「で、右側に
もう一軍残っているドラゴンナイトもいましたが、
今度は三体だけなので
軽くへし折ってやりました!」

アンナ「いけそうじゃなーい」

オージェ「ジュリアンさんも仲間に入れて…
さて…
ここで…最後にソシアルナイトという壁があるわけですが…」

アンナ「今回もさくっといっちゃいなさいー」

オージェ「ですが…やっぱり今回も「二回攻撃出来ないと動かない」タイプだそうで…
迂闊に近づけば
銀の槍+錬成手槍の攻撃を受けて即死亡しちゃいます」

アンナ「おおっとぉ。
でも良いんじゃなーい?やられたらリセットすれば」

オージェ「良くないです!!
今回は状況が違うんです!!
まず、ドラゴンナイトならぎんの斧でしたからまだ避ける余地がありましたが、
今回は相手の装備が槍なので
避けようがないであります!!」

アンナ「あー、なるほど」

オージェ「でしかも、前セーブポイントで何回もやり直した結果、
ここまで来れたんです。結構労力を使いましたよ。
その労力を、軽々しく水の泡にできないんです!
何としてもここでクリアしなければ、
また何十分もの時間をやり直しに…」

アンナ「それは大変ねー」

オージェ「…どうしよう…銀の槍+手槍だと…
僕のHPだったら確実に死んでしまう…
パオラ姉さんは…くそっ、ギリギリ死ぬ…
ルークも耐えられない…
誰か…!!
誰か、銀の槍+手槍に耐えられる猛者はいないのか…!!」

アンナ「アンタが無理だって時点で
まずほとんどの奴が無理でしょうよ」

オージェ「ううー…どうすれば、
どうすればこの状況を乗り切れる…」

アンナ「うんうん、頑張って考えてる。
センセー嬉しいわー」





〜リアルタイム30分後〜



アンナ「まだー?オージェ」

オージェ「…ホントにリアルで30分間考え込みましたよ!!管理人は!!」

アンナ「そんなんなら
突撃してやり直した方がまだ早かったんじゃ…」

オージェ「…ですが、考えた結果、結論は出ました」

アンナ「おおー。
でもそれで絶対いけるの?」

オージェ「はい。
計算し尽くされた考えで、答えが出ました。
この戦法で行けば、この戦いには間違いなく勝てます」

アンナ「おおー。良かったじゃなーい」

オージェ「…ですが、なっかなか決断を下せず、また五分ほど悩みました。
でも、今回勝つにはこれしかないんです」

アンナ「何で迷うの?」

オージェ「…この作戦を実行してしまったら、
かけがえのないものを失ってしまうからなんです」

アンナ「あら、とうとう誰か死人が出たまま進めるのかしら?」

オージェ「いえ、誰も殺させません。
つーか死人出して良いならこんな悩みませんよ」

アンナ「じゃあ何なのよー、
先生を焦らすなんてなかなかやるわねー」

オージェ「ほんっっっっっっとうに、迷って迷って、
申し訳ない気持ちで一杯で一杯で、
でも…これしか勝てる方法はないから、
仕方なく、ホントに仕方なく決断しました」

アンナ「ほうほう」

オージェ「それでは見せてあげましょう。
その戦略を…









………





……パオラ姉さん…
お許し下さい!!






アンナ「!!?」

オージェ「僕の隣まで来て、
マスタープルフを受け取ったパオラ姉さんが…」

アンナ「ク…クラスチェンジだとーーー!!?



オージェ「輝くパオラ姉さん。
光の輪に包まれて、後には
立派にドラゴンナイトとなった
パオラ姉さんの姿がありました」

アンナ「ちょ、ちょっと、
これは流石にお姉さんかなりびびったわよー!!
取れたてぴちぴちのマスタープルフを
こんなとこで使うなんて…!!」

オージェ「しょうがなかったんです!!
マスタープルフを使ってドラゴンにならないと、
銀の槍+手槍の攻撃に耐えられないんですよ!!こっちは!!」

アンナ「す、凄いわ…
おねーさんサジでびっくりしちゃった…
LV11のパオラさんにマスタープルフ使わせるなんて、
人間のする所業じゃないわよ…」

オージェ「そこまで言いますか…」

アンナ「今なら天空のムチなんてものが
どれほど甘えた存在か分かった気がする…」

オージェ「これがルナティックなんですよ…先生…」

アンナ「ええ…今回はアンタに教えられたわ…」


オージェ「でもこのパオラ姉さんのおかげで、
敵の攻撃は無事耐え切る事が出来ました」

アンナ「バカ兄貴はジュリアンに鉄の槍でちくちくしてるわねー」

オージェ「全員銀持ちで恐るべきパラを誇る中、
一人だけ鉄の槍と手槍(しかも錬成無)
持たされて放り込まれたバカ兄貴は
何を思ってたんでしょうね


アンナ「つーか攻撃するなら手槍使えよー。
GBAは本当敵の手槍使用率が高かったけどねー」

オージェ「DSでは与ダメ重視ですから
手槍があんまり使われない
っぽいですね。」

アンナ「とりあえずバカ兄貴も説得、
ソシアル部隊も無事殲滅。
あとはシューターを
ルーク君でちくちくして倒したわー」

オージェ「また守備上がったよ…」

アンナ「剣士になってもまだ守備が伸びるのねールーク君。
で、とりあえずボス前まできたわよ」

オージェ「まあ、一応使ってはあげましょう。セーブポイント」

アンナ「あとはリュッケさんを倒すだけねー。いつも思うけどこの名前凄いわよねー」

オージェ「FEでないと出来ない名前だと思います。」

アンナ「まあとりあえずマルス君のレイピアで削って
リンダちゃんのファイアーでとどめ。
リンダちゃんは速い子になってきてるわよー」

オージェ「ええ、でもレベルの低さのせいでまだまだ速さが足りないであります。
じゃあ…制圧しましょうか」


アンナ「ええ…

すごいわねー。
早くも三章でクラスチェンジしちゃったパオラ姉さん。
これからの展開はどうなるのか、
愛と勇気の新紋章ルナティック。
お姉さん楽しみよー」

オージェ「他人事みたいに言わないで下さいよ…」


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