新・紋章の謎 ルナティックプレイ記

□前日編
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カタリナ「私達は第七小隊に配属される事になりました!」

オージェ「ほー。
で?
この将来の英雄と共に戦える、選ばれし者達は?


アンナ「前日1をクリアしたからって余裕になってんじゃないわよー」




ルーク「おぉ!ここが第七小隊か!」

カタリナ「ソシアルナイトのルークさんです。」

ルーク「君、名前なんていうの?」

カタリナ「あ…カタリナです。」

ルーク「カタリナちゃん!今度一緒に、食事でもどうかな!」

オージェ「何を!カタリナさんに寄り付く悪い虫は僕が許さーん!」

ルーク「なんだてめえ!」


ロディ「やめろ、ルーク。
同じ小隊の者に声をかけるなんて。
仲間同士の信頼が一番大事だ、それがいきなり崩れたらどうする」

カタリナ「あ…ありがとうございます。
彼は、ロディさん。彼もソシアルナイトです」

オージェ「おおー!葉っぱだ!葉っぱが目の前にいる!

ロディ「誰が葉っぱだ… だが何故か、私は昔からよくそう言われるのだ。
葉っぱって、何の事なんだろう…?」

オージェ「なんかリーフってうろ覚えだけどこんな顔じゃなかった?

ロディ「は…?」




ライアン「こ、こんにちは!」

オージェ「ん?どうした、坊や?迷子か?」

ライアン「迷子じゃありません!
僕も第七小隊の一員です!」

カタリナ「彼はライアン君…アーチャーです」

オージェ「ええっ!?こいつが弓兵!?なんという童顔…
何かムカつく顔してますねー」

アンナ「あなた全国のライアンファンに謝りなさい

オージェ「この顔で『何か文句ありますか?』って言われたら殴れる

アンナ「それ以上言うと私がアンタを殴るわよー」

オージェ「わ、わかりましたよ…

それにしても、アーチャーって緑髪のパターンが多いな…
君もきっとヲルトと呼ばれるんだろうね…可哀想に…」

ライアン「へ?」

アンナ「ライアン君は育てればめちゃ強いわよー。ヲルトなんか目じゃないわ」

オージェ「そうなのか…しかしなんだ、こんな子供が…」



カタリナ「あっ、そうそう、この中で隊長を決めろって言われたんです。」

ロディ「隊長?」

ルーク「おー、隊長か!そんなに言うなら、
この俺、暁の聖騎士ルークがなってやってもいいぜ!」

ロディ「誰も何も言ってないぞ…」

カタリナ「ま、待って下さい。」

オージェ「そーだそーだ!誰が暁の聖騎士だ!
真の英雄はこの僕、マイユニットのオージェ…」

カタリナ「私は、オージェを推薦します。」

オージェ「お!だよねー!」

カタリナ「少し変な人ですけど、とても強いです!
それに、私を見捨てず戦ってくれました。」

オージェ「少し変な人…だと…?
本来そんな台詞ここにないぞ!!」

アンナ「ここで最初に選んだ『異質さ』が出てきたのねー」

オージェ「ここでそれかあああ!!!
何で!?異質さって本来ゲーム上で関係してこないでしょ!?

アンナ「当コーナーの随所随所では関係してくるのよ」

オージェ「じゃあ博愛者も…?」

アンナ「まあ、恐らくねー」



ルーク「ほー、そうか、オージェか。
でもお前で大丈夫か?戦いは出来るのか?」

オージェ「なめるなー!
ルナの前日編1をクリアするくらいは出来るぞー!」

アンナ「全然駄目じゃない」

ルーク「なら俺と戦ってみようぜ。
まさか、俺と戦うのが怖いなんて言わないよな?」

オージェ「ねーよ!ルークごとき…」

カタリナ「ば、馬鹿にしないでください。
オージェはあなたに負けたりなんかしません。」

オージェ「カタリナさん…天使…」

ルーク「そうか!なら、お前表出ろ!直接決着つけてやる!」

ロディ「…まあ、隊長としての適性を決めるには、対決しかないか。
俺とルーク、オージェとライアンで、とりあえず戦ってみよう」

オージェ「えー?この子とー?」

ライアン「よ、よろしくお願いします…」

オージェ「足は引っ張らないでくれよー?」

―――

ルーク「ロディは待機しててくれ!相手は子供とオージェだ、俺一人で十分だ!」

ロディ「そうか。だが、相手をあまりなめるときっと痛い目を見るぞ。」


―――

アンナ「はい、そういうわけで始まりましたー」

オージェ「ルークくらい簡単に倒してやらー… … …?」

アンナ「どうしたのオージェくーん?
さっきあんなに余裕かましたのに顔が青ざめてるわよー?」

オージェ「な、何だ、こいつ…!?
ステータス!ステータス何こいつ!?

アンナ「落ち着きなさいー。」

オージェ「強すぎんだろ!!おい!!
HP32って何なんだよ!!
お前もう隊長でいいよ!!
いいからこっち来ないで!!

アンナ「負けを認めるのが早すぎるわよー」

オージェ「何!?ダメ12って!
二回喰らったらお陀仏じゃん!!
ひっ、ひいい、こっち来んなー!!!」



ルーク「子供は休んでた方がいいぜ。俺の相手はオージェだけだ!」




オージェ「とか言いながら自分からライアン君をぺちぺちするルーク、マジ外道

アンナ「格好悪すぎねー」

オージェ「ライアン君が危ないです!」

アンナ「傷薬使いなさい。」

オージェ「でも、攻撃しないと、相手のHP減りません!」

アンナ「うーん、そうね、敵ターンの合間に唾でもつけときゃ治るわよ」

オージェ「唾でHPが10も回復するFEなんて嫌です!」



オージェ「センセー!ライアン君が死にました!ツバでは無理だったようです!」

アンナ「はいはいリセットリセット」



―――

オージェ「おっ!今度はこっちに向かってきました!」

ルーク「おい!噂は聞いたぜ!あのジェイガン様が目を見張るほど、
ずば抜けた素質の新人が、一回必殺で死んだってな!」

オージェ「そこもかよ!
必殺で死んだって部分は要らないよ!!
誰だよそんな噂流したの!

ルーク「だが、必殺で死んだにしろ強いってのは確かな噂だ。
俺の活躍がかすんじまうほど目立ちやがって!」

オージェ「今のアンタの方が十分強いよ!!
アンタなんでジェイガンに注目されないのかわかんないよ!!」

ルーク「ここでお前を倒して、俺が一番目立つ!覚悟しろ!!」

オージェ「くっ、強い、だが!こちらは追撃が出来る!
そして一旦引いて傷薬で回復、ライアン君が弓で攻撃!」

ルーク「くそっ!このガキ…」

オージェ「ライアン君に気を取られているルークを撃破―!」

ルーク「ぐあっ!くそ、何でこの俺が…」



アンナ「とりあえずルークは倒したわねー。」

オージェ「葉っぱは近づかない限り攻撃してこないっぽいので、
冷やかしのごとく砦に待機しまくってHP回復です!」

アンナ「貧弱ねー」

オージェ「何とか態勢を立て直しました!
ロディも強いけど、ルークを倒せたんだからこいつも倒せるはず!
来い!ロディ!勝負だ!」




ロディ「…私も君の噂を聞いていた。」

オージェ「また必殺でやられた噂ですか?」

ロディ「君の実力を確かめたい。隊長になるというのなら、なおさらだ。」

オージェ「いや、あんたかルークで良いと思うよ…隊長は」

ロディ「アリティア騎士団ロディ、一手所望する。」


オージェ「ぐわっ!槍やだ!槍嫌い!ライアン、援護を!」

ライアン「はい!」

ロディ「くっ、弓兵か…近づいて戦うべきだな」

オージェ「で、ライアン君に気を取られてるロディを撃破―!」

ロディ「!なるほど…噂通りの実力だ…」


―――

ルーク「くっそー、仕方ない。オージェが隊長で良いぞ」

カタリナ「やりましたね!オージェ!」

オージェ「はっはっは!
ルナティックも所詮この程度か!」

アンナ「さっきまでルークに隊長譲ろうとしてた奴が何言ってるのよー」



ルーク「しかし、俺だって腕には自信があった…何で負けたんだ?」

オージェ「ルーク、
今は君の言ってる事が正論に聞こえるよ」

ロディ「お前が強くても、それはお前一人の力にすぎない。
オージェは、ライアンと上手く力を合わせて戦った。
だから、お前は負けたんだ。」

オージェ「葉っぱ良い事言うなあ…
ルナだとほんとにそれがよく分かるよ」

ライアン「兄さんも言ってました。人は、弱くても、力を合わせれば強くなれるって…」

オージェ「ライアン…子供だなんて言ってごめん。
君は今回凄く重要な役だったよ…」

ルーク「そっか…俺は俺一人が強けりゃいいって思ってた。けど、違うんだな!」

カタリナ「良かった。わかっていただけたのですね」

ルーク「リーダーって意外とめんどくさそうだしな!
そーゆーのはオージェに任せた!」

カタリナ「…本当に分かっていただけたのでしょうか?」




ロディ「しかし、カタリナ。君は人を見る目があるな。
君の言った通り、オージェはやはりリーダーに適していた」

カタリナ「はい。オージェなら、やってくれると信じていました。」

オージェ「ははは、そんな言われると照れちゃうなー」

ロディ「私ももう少し、間合いをとってから近づくべきだった」

オージェ「いや…
ルナのステータスでんな事されたらホントに死ぬ…」

ロディ「オージェ、良い訓練になった。感謝する」

オージェ「こっちは訓練どころじゃなかったんですがね…



それにしても、ルナって敬遠してたけど、この調子なら余裕でいけそうだな!」



アンナ「…ふふ、まあそう思っておきなさい。
次の章で地獄を見るから…」



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