新・紋章の謎 ルナティックプレイ記

□前日編
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カタリナ「ロディ…」

ロディ「カタリナ!どうして…!」

カタリナ「ごめんなさい…全て、命令だったんです…」

ロディ「命令だったなら、今からでも遅くはない。こちらに…」

カタリナ「それは出来ません…」

ロディ「…また、逃げるのか」

カタリナ「!」

ロディ「…『出来ない』って事は…
本当は、そうしたいんだろう…?」

カタリナ「…」

ロディ「…お前は前話してくれた。子供時代に迫害されていたとな。
…その時は逃げていたな。そう言っていたな。

お前は変わってないじゃないか!今度のお前は、
迫害する者に従う事で、痛さ、辛さから逃げようとしているんだ!」

カタリナ「違います!!それは違います!!!」

ロディ「!カタリナ…」

カタリナ「迫害する者じゃないです…。
私を導いて、私を救ってくれた方です…

その方に、私は従っているだけなんです…!
ロディは、何も分かっていない…」

ロディ「…ああ。分からない。
本当にお前を救ってくれた人に従うのがお前の望みなら、
何故今のお前はそんなに悲しそうな顔をしているんだ!」

カタリナ「…私にも、分かりません…!」

ロディ「…」

カタリナ「貴方が敵対するなら…私は、あなたを倒します」

ロディ「…良いだろう、そこまで言うなら…私が、お前を倒す…!!」

カタリナ「…っ!!

…ローロー、私は退きます。
この戦力ではオージェには勝てません…」

ローロー「あり?そうなの?じゃあまた今度殺そう。逃げろ逃げろー。」


ロディ「!カタリナ、待てっ…」
―――

オージェ「…カタリナは撃破しました。
ですが、敵はまだ残っています。
…敵のターンに入ります」

アンナ「…緊張するわね。
お姉さんこんな緊張したの久しぶりよー」

オージェ「…よっし!!思惑通り、ルークとマルスが攻撃を受け、
どっちも耐えた!!」

アンナ「よくやったわ、ルーク!!」

オージェ「この一体さえ倒せば、終わる!!
ライアン君で攻撃して削って、そして最後は…僕で攻撃すれば終わる!!」


アンナ「…あら?そう言う割にリフさんを行動させて、何してんの?」

オージェ「交換で、これから抜けるオグマさんと
リフさんからアイテムを奪い取ってロディに渡しておきます!」

アンナ「…あんた、そういうとこはちゃっかりしてるのねー」

※ちなみに、この際交換がなくても、
自動的にアイテムは輸送隊に行くと後で知りました



オージェ「ちなみにマリク君のファイアーは
さっきの盗賊を削ったのでちょうど切れました!
お疲れ様!マリク!…それじゃあ、最後に…



よーも今まで何十回も
リセットさせてくれたのぉ!!
この盗賊めがあああぁぁぁ!!!


アンナ「撃破―!!!」


Map Clear!!



オージェ「…はぁ、はぁ…こ、ここまで…なが、長かった…」

アンナ「すごい…すごいわ、オージェ…
おねーさん…こんなに興奮したの…はじめてよ…
ジェイクにもこの戦いを見せてあげたかったわ…」

オージェ「…前日編8、クリア…!!!」

―――

ジェイガン「そうか、取り逃がしたか…しかし、カタリナが暗殺者と通じていたとは。
マルス様、責はこのジェイガンに。いかなる罰も受けます」

マルス「いや、ジェイガンのせいじゃないさ(キラッ)
それに、カタリナが悪い人だとはどうしても思えない」

オージェ「マルス様…」

マルス「カタリナが、僕を見る目はとても優しかった…
ああ、それは
僕がイケメンだから当たり前かwww
ごめんごめんwww


オージェ「コイツマジで一回暗殺されろ…

マルス「でもまー、僕にはシーダがいるし。
で、オージェ、君はカタリナとよく一緒にいるけど、どういう関係だい?」

オージェ「将来の嫁です!」

アンナ「堂々と宣言するんじゃないのー。
っていうかあそこまで痛めつけられてよく嫁とか言えるわねー」

オージェ「カタリナたんは悪くないです!
実際、オグマさんで削れば割と余裕ですから。
それより、あとの盗賊の方がよっぽど悪い奴でした!」



マルス「そうか…それにしても、カタリナが悪い子にはどうしても見えない。
何か、やむを得ない事情があったのかもしれない」

ジェイガン「マルス様…自分を狙った曲者のことまで気遣われるとは…
しかし、暗黒竜は滅び、世界は平和に向かっているのに、誰が暗殺など…
このままではマルス様はまた狙われましょう。特別に護衛する者を用意せねば…」

マルス「その役目は、オージェに任せたい(キラッ)
今回の戦いで、彼はとても強いと分かったし、そんなオージェが
ぼくについてくれれば、僕は
安心してシーダといちゃいちゃ出来るよ(キラッ)」

オージェ「ホントにコイツ暗殺されてくれ…マジで…


マルス「オージェ、カタリナはまた来るだろう。君には僕を護衛して欲しい(キラッ)
で…もし出来るなら、彼女を救ってあげたら良い(キラッ)
それは君が何よりも望む事だろう(キラッ)」

オージェ「それはそうです!僕は唯一のカタリナ説得役ですから!」


―――
セシル「ロディ…あたしまだ信じられない…カタリナが敵になるなんて。
今朝だって、オージェと一緒に三人で笑いあってたのに…」

ロディ「…私も信じられない。それに…カタリナは、
私達の敵になる事を望んでいないようだった」

セシル「え?」

ロディ「今日…私がカタリナと戦う際、彼女は悲しそうな顔をしていた。
それに…今までも話を聞いていて…分かった。
彼女は、何かに、操られ…というか…縛られているんだ。
とてつもなく大きな何かに…」

セシル「ロディ…」

ロディ「だが、カタリナは敵に回ってしまった。
しばらくは…彼女の決心は変わらないだろう。
あのカタリナが、私に向かって激昂したんだ。」

セシル「!カタリナが…?」

ロディ「ああ、彼女の決心が固いのは間違いない。
だが、彼女が再び来たら…その時には…なんとしてでも、カタリナを救いたい…」

セシル「…」

ロディ「すまない、くよくよしても仕方ないな…私達は騎士だ。切り換えないと…」

セシル「そうね…」


オージェ「お、セシルさんに葉っぱ。珍しい組み合わせだな」

セシル「あっ、オージェ。そのハチマキどうする?」

オージェ「え?ああ、これね…

外す!カタリナたんがいないんじゃこんなもの意味ない!」

セシル「あっそ…」

オージェ「またカタリナたんが来たらつける事にするよ!」

セシル「あんた本当にカタリナ好きね…」

オージェ「もちろんですとも!将来の夫ですから!」

セシル「なに決め付けてんのよ…」

ロディ「…」
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