新・紋章の謎 ルナティックプレイ記

□22章 竜の祭壇
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ジェイガン「とうとう竜の祭壇ですな・・・」

クリス「うぅ〜緊張するぅ〜」

オージェ「まあでも、大丈夫なんじゃないですかね?
なんだかんだで、スターライトも手に入りましたし」

マルス「まあスターライトなんかより
僕の笑顔の方が光ってるけどね(キラッ)

オージェ「じゃあとっととガーネフに凸してマフー潰してこいや


―――22章 竜の祭壇


エスト「・・・ここが、竜の祭壇かー・・・
ほえーすっごい広いねー」

カチュア「あら、エスト。
あまり前に出てはだめよ、いつ奇襲がくるか分からないんだから」

エスト「だいじょぶだいじょぶ。
それにいざとなったらアベルがいるもん」

カチュア「いるの・・・?姿が見えないけど」

エスト「呼んだら10秒くらいでやってくるよ」

カチュア「何そのアベル召還機能」

パオラ(召還したとして、
ルナ仕様の飛竜には追撃されるだろうし大して強くないんだろうな・・・)


エスト「あ、前方にマルス様がいるよ」

カチュア「本当ね。
流石マルス様、将軍でありながら、一番前を歩いて敵に警戒しているのね」

エスト「主に警戒してるのはオージェで
マルス様はただスマイル出してるだけな気がするけどねー」

カチュア「別にいいのよそれで!
マルス様は、スマイル輝かすだけで軍の皆の心を癒してくれるんだから!!!」

パオラ「それで癒されるのは特定の人物だけな気がするけど・・・」

エスト「・・・ふふ、お姉ちゃん、相変わらずマルス様の事好きなんだね?」

カチュア「もちのろん、マルス様の為なら、命も惜しまない覚悟だからねっ!!」

エスト「へーすごいなー・・・
でもお姉ちゃん、マルス様以外にはお相手いないの?」

カチュア「へ?な、なんでそんな事を聞くのよ」

エスト「えーだって・・・
お姉ちゃん、かわいいし、ステータスいいし、
胸小さいけど性格良いし美人さんだし、
マルス様にこだわらなければすぐ恋人とかできそうなのに」

カチュア「うん、さりげなく胸小さいを混ぜるのはやめてね、手槍投げるわよ」

エスト「ねえねえどうなの!お姉ちゃん!」

パオラ「こらエスト、ここは敵の本拠地なのよ・・・」

エスト「だからみんなの緊張ほぐす為に恋の話でもしようかなーって」

カチュア「あいにく、私はエストの面白がりそうな話は何も持っていません」

エスト「えー、結局マルス様一筋ー?
そんなんじゃ結婚できないよー」

カチュア「んだと! 姉をからかうのはやめなさいっ!!
それに、確かに私はマルス様一筋だけど、
あくまでそれはファンという意味での一筋よ!
マルス様が結婚なされて幸せになるなら、私はそれを応援するわ」

エスト「はあ・・・
さやかちゃんみたいな結末になりそうだよねお姉ちゃん」

カチュア「さやかって誰よ・・・」

パオラ「ほらエスト、
軍内でいっつもイチャラブしてるあなたと違って、
カチュアは(マルス様の事大分好きな以外は)真面目な子なんだから。
あなたもちょっとは見習いなさい」

エスト「むー・・・
ふんっ、お姉ちゃんだって人の事言えないくせに」

パオラ「なっ・・・それはどういう意味!」

エスト「戦い終わった後に〜、
ワイルドな男の人と飲みに行ったりしてるくせに〜?」

カチュア「え、何それ。初耳」

パオラ「ちょっ・・・エスト!
あ、あれはただの息抜きだし、
それに他の人に見せびらかしたりはしてません!あなたよりはマシです!」

カチュア「え?何、姉さん最近何かあったの?」

エスト「あったんだよぉ〜、それがさあ。聞いて聞いて、カチュア」

パオラ「だーっ!!それはダメっ!!!」

エスト「・・・そこまでムキになるって事はさ。
あの後、結局うまくいったんだ?」

パオラ「な・・・!」

エスト「いやあ、私も結末までは見てないんだけどさ。
あー、でもその様子だとうまくいったんだなー、良かったねお姉ちゃん」

パオラ「〜〜〜エストっ!
あなた・・・最初からそれを知るために・・・!!」

エスト「そだよーん。
こうでもして釣らないと、お姉ちゃん喋ってくれないからさあ」

カチュア「えっ?誰?誰なの!?
姉さんの恋話!超気になる!!」

パオラ「カチュア!あなたまで入るのはやめなさい!!!」



カシム「・・・最初は止めてたのに、
結局あのパオラさんが振り回されてるな」

ロジャー「すげー、エストちゃん」

サムトー「くそ!
白騎士団三姉妹も男持ち確定だとは!!」

ロジャー「まあ、美人さんだしね〜」

サムトー「ていうかアレだよ!
最終決戦近いのに無駄話しすぎだっつの!
ほんとやめろよ!俺みたいな非リアはお呼びじゃないってのかね!」

リカード「まあ、エストはともかく、
あのカチュアとパオラさんは、今竜に襲われても、
無駄話しながら適当に手槍投げてればなんとかなりそうな強さですけどねー」

ロジャー「ああ〜、でも恋の話で盛り上がる女の子っていいよね〜」

サムトー「お前は幸せそうでいいな・・・」


――――――

輸送隊

ロディ「ふう・・・」

カタリナ「あっ。こんにちは、ロディ」

ロディ「おお。カタリナか」

カタリナ「ロディも輸送隊に用が?」

ロディ「ああ、ドラゴンランスを・・・
ここから先は、竜ばかりになりそうだからな」

カタリナ「そうですねえ・・・
私も、『オーラ』と『レスキュー』を取りに来たんです」

ロディ「『オーラ』か・・・
非常に強い威力の魔法だと聞いている。
カタリナが使えば、さぞ強力なのだろうな」

カタリナ「いえいえ、そんな。
あ、『レスキュー』、ありました! よっ・・・と。
・・・えーっと、『オーラ』の書は・・・
あ、ここに・・・ ・・・あれっ!?」


ボア「どうされましたかの?」

カタリナ「え、二重にあれっ!!?
なんでボア様が輸送隊に!?」

ボア「いや、今暇で、なんか仕事ないかのーってマルス様に聞いたら
『じゃ輸送隊の管理でもしといてwww』とか言われたから」

カタリナ(マリナスさん的ポジションなわけですね・・・)

ロディ(そもそもあんた
原作だと死んでたんじゃなかったか・・・?)


ボア「・・・で、どうしたのだ?」

カタリナ「あっ!
そうそう、この魔道書は・・・」

ボア「あー、何かよく分からなかったから、
他の魔道書と一緒にしといた」

カタリナ「『シャイン』・・・
この魔道書は、エレミヤ様くらいしか、持ってないはず・・・

・・・!?
こ、これはっ!?」

ボア「ん?」

カタリナ「ビーズの腕輪・・・!
私が・・・クライネの誕生日にあげた・・・」

ボア「ああ、それもよく分からんだから
適当に分けておいたぞ」

カタリナ「・・・これが、なんでここに・・・」

カタリナ(・・・まさか、クライネが輸送隊を利用なんて。
正体をばらさない為に、するわけがない・・・)

ボア「その腕輪と魔道書はの、何かこの前誰かが、
どっかで見つけたって言ってたぞ」

ロディ(誰かとどこかという一番大事な情報がない・・・)

ボア「・・・誰じゃったかのう。
ワシも年で・・・忘れてしまった・・・」

ロディ(忘れるって・・・)

カタリナ「・・・こ、これは、私の大切な人のものなんです」

ボア「ほー、そうじゃったか。
それなら、大丈夫じゃろ。持っていってもええぞ」

カタリナ「・・・いいんでしょうか。
これを置いて行った人物が誰か気になりますが・・・」

ボア「良いのではないかね?
『恐らく、僕の大好きな人のものなんですけど』と言っておった。
『あ、またその人来たら渡しておいて下さい』とも言ってた気がするの」

ロディ(そこまで覚えていて何故誰が置いていったかを覚えていない・・・)

カタリナ「・・・大好きな人ですかー・・・
クライネかエレミヤ様の、ファンでもいるんですかね?」

ロディ「・・・それは、わからんが」

カタリナ「・・・ともかく、ありがとうございます。
それでは、失礼します・・・」

ロディ「オーラはいいのか?」

カタリナ「あっ!わ、忘れてましたっ!!」
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