新・紋章の謎 ルナティックプレイ記

□13章 氷の大地
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―――治療部隊 待機場所


リフ「おお こんな ひどい おけが
どこで なされたのですかな」

セシル「ちょーっと、飛竜ちゃんに炎吐かれちゃって!テヘッ☆」

リフ「てへ で すむ もんだいでは ありません」

ウェンデル「まさに」


ユベロ「…で、ぼくは何でここに…」

セシル「私が守ったつもりではあったけど、
もしユベロ君も何か怪我してたら大変じゃない!」

ユベロ「セシルさん、単に僕を連れ回したいだけじゃ…」

セシル「分かってるじゃなーい!
さすが我が弟っいたたたた!!!」

リフ「むりをしては いけません
からだに さわりますぞ
われわれは たたかいはできませんが
ちりょうのつえがつかえます
しばらくは われわれ にぐんつえぶたいのもとで
ちりょうに せんねんなされよ」

セシル「えー、ユベロ君にしばらく会えないの?」

リフ「そういうことに なりますな」

ユミナ「…前々からユベロから、色々聞かされていたけど、
まさか、ここまで酷い人だとは思わなかったわ…」

セシル「あ、ユミナちゃんじゃない!ユベロ君私にちょうだい!」

ユミナ「おことわりですっ。
少なくとも、私の弟を危険な目にあわせるような人には。」

セシル「うぅ…ごめんね…」

ウェンデル「とにかく治療用テントへ行け」

セシル「分かったわ…しばらく反省します…」

ユベロ「…」

セシル「元気になったら、またライアン君連れてお散歩行こうねっ!!!」ビッ

ユベロ(懲りてないなこの人…




マリーシア「怪我人が出たって聞いて、やってきました」

ユミナ「マリーシア!」

リフ「いちぐんエースが わざわざ このようなところまで
きてくださるとは さすが マリーシアさまは じひぶかい」

ウェンデル「リフ殿、
あまり褒めすぎると調子に乗りますよこの子は」

マリーシア「もう、リフさんたら、褒め方上手いんだから!
いつかこの調子で、マルス様にも…」

ユベロ「…」

マリーシア「あれ?あなたは確か…ユベロ王子」

ユベロ「う、うん」

マリーシア「ユベロ王子さまっ、私マリーシアです☆
いつも前線でたくさん頑張って、敵をばしばし倒してます☆
どうかこれからも、見ていてくださいね、私の活躍☆」

ユミナ(黒い…)

リフ(くらいのたかいものには こびるのですな)


ユベロ「う、うん…マリーシアは、いつも本当に良く頑張っているよ。
こんな大変な戦争の中、前線で戦って、回復役としても有能だし…
僕なんかより、よっぽど…」

マリーシア「ユベロ王子さまも、
もうちょっと自信を持って良いと思いますわ☆」

ユベロ「えっ」

マリーシア「いつもユベロ王子さまが、
頑張って魔法を練習してるの、私知ってますの☆
何も、魔法は一軍で戦う為だけのものではありませんわ☆
その魔法を、多くの人を喜ばせる為に使うのがよろしいですわ☆」

ユミナ(黒い…)

リフ(ぶりっこ ですな)



ユベロ「…うん、僕、頑張るよ!」

マリーシア「そう、もし私の言葉が助けになったようなら、
マルス様にも、そう言っておいて下さいまし☆」

ユミナ(黒い…)

リフ(すべては マルスさまのために ですか)


ユベロ「マリーシアも、がんばって戦ってきてね!
僕、応援…してるから!」

マリーシア「わかりました☆
それではこれより、私は一軍会議があるので失礼いたしますわ☆」

ユミナ(黒い…)


――――――

オージェ「フィーナさんフィーナさん」

フィーナ「…ん?オージェじゃない。
どうしたのよ。また変態行動しにきたの?」

オージェ「違いますよ。
今日は、フィーナさんにプレゼントをあげようと思いまして」

フィーナ「何?
キスのプレゼントとか言ったら殴るわよ」

オージェ「まさか。
僕のキスはカタリナさんにとっておくんです!」

フィーナ「聞いてないわよ」

オージェ「あ、そうだ。
で、そのプレゼントとは…これ!」



フィーナ「!これ、ブーツじゃない!」

オージェ「大陸どこを探しても砂漠に一個しかない貴重な品であります」

アンナ「あらー、ブーツはフィーナちゃんにあげちゃうわけ?
あなたにはカタリナという嫁(笑)がありながら」

オージェ「笑うな!
フィーナさんは貴重な踊り子。
ルナでは、1ターンで総攻撃を仕掛けるシーンが多い為
再行動はほぼ不可欠の要素!
というわけで、フィーナさんの移動力アップは必至なのです!」

アンナ「そうなんだ」

オージェ「カタリナさんにあげたかったブーツをくしくもここで消費!
その代わり、カタリナさんには、
その他のドーピングアイテムと…僕の愛をあげます!」

アンナ「ブーツはもらえないわ
コイツに愛を貰うわ

カタリナちゃんホント災難続きねー」


フィーナ「ブーツありがとう!
これで、オージェから逃げるスピードが早まるわ!」

オージェ「何それ…複雑な気分…」

―――――


「キィー」

「グオオオ」


ジェイク「ははっ。可愛い奴らだ」

オージェ「もはや猛獣園ですねこの軍」

ジェイク「同じ竜だからなんだろうな。
二匹ともすぐに仲良くなった」

オージェ「自我失ってたんじゃないですか竜って…」

ジェイク「ボスは違うんだろう、たぶん」

オージェ「…火竜と飛竜がじゃれてるし…」

ジェイク「この火竜にはな、エルトと名づけたんだ」

オージェ「何かガンガンの打ち切り作品を想起させる名前ですね…」

ジェイク「いい名前だろう!
でもな、つけてから気づいたんだが、この火竜はメスだったんだ」

オージェ「何故性別が分かる…」

ジェイク「だから、女の子を呼ぶように、こいつを呼ぶ時は
親愛の情を込めてエルトちゃんと呼ぶんだぞ」

オージェ「エルトちゃん…
それもどっかで聞いたような語感ですね…」

ジェイク「ピーコ!エルトちゃん!餌の時間だぞ〜」

ピーコ「キー!」

エルト「グ、グオオ」

オージェ「マジでいよいよおかしくなってきた
このプレイ記…」
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