新・紋章の謎 ルナティックプレイ記

□9章 魔道の聖域
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ヨーデル「何!?アリティア軍が攻めてきたと!?」

エルレーン「ああ。
ヨーデル、お前に外の守備を頼みたい」

ヨーデル「いいが…兵はどうするんだ?」

エルレーン「強いドラゴンナイトと魔道士がたくさんいる。
そいつらを貸してやる」

ヨーデル「分かった。
砂漠に強い魔道士とドラゴン…奴らもお陀仏だろう」

エルレーン「気をつけろよ。
何としても防衛するんだ。
俺はマリクと決着をつけねばならんのでな」

ヨーデル「そうか。それは頑張ってくれ。
それじゃ、行ってくる!この魔防があれば、敵とて
私にダメージ一つ与えられまい!!」

エルレーン「そういえばお前は魔防高いな。
流石は司祭といったところか」

ヨーデル「エルレーンは守備が高いよな…
まぁいい。とりあえず、行ってくるわ」



9章 魔道の聖域



オージェ「あーイチゴうめぇ」

アンナ「何食べてるのー」

オージェ「イチゴです!おいしいですよ!」

アンナ「あなたイチゴ好きだったのねー」

オージェ「先生も食べます?」

アンナ「いただくわ〜。
こうしてイチゴ食べてると、平和〜って感じするわねー」

オージェ「ですねー。
戦闘あるって忘れてませんか?

アンナ「わかってるわよー。
でもひとときぐらい、先生もぐだ〜っとして過ごしたいの」

オージェ「僕ら
いつもぐだ〜っとしてる気がするんですが」

アンナ「そんなのいいじゃな〜い。ぐだ〜」

オージェ「先生は気楽でいいですね…」



リンダ「あ、あなたは確か、近衛騎士のオージェ!」

オージェ「お、こんにちは、リンダさん」

リンダ「戦場では何回か会ったけど、
こうして話すのははじめてね?」

オージェ「くそっ…
こっちが前章どれだけリンダに時間取られたかも知らないで…」

リンダ「私、ミロア大司祭の娘、リンダよ。よろしく!」

オージェ「よ、よろしく。」

アンナ「リンダちゃんはイロモノ揃いのこの軍でかなりまともな方だから
話してて癒されるわねー」

オージェ「前章ではホントめげそうになりましたけどね。」


リンダ「あら、それは何?」

オージェ「これですか?これはイチゴです!」

リンダ「えっ?これ、イチゴなの?
わたしがパレスにいた時にニーナ様と食べたイチゴの実は…
もっと形がととのって赤々としてたけど…
これは形も不ぞろいだし、色も違うわ。」

オージェ「お前何て事を!農水省に謝れ!」

リンダ「ところでこれ、どこにあったの?」

オージェ「スーパーで買ってきました

アンナ「あんたさっきから
世界観壊しまくりなのよー。
ちょっと自重してもらいたいわねー」

リンダ「スーパー…
今度、そこに連れて行ってくれる?
私、パレス育ちであまり外の事に詳しくないの」

オージェ「え、でも、
その格好では危険じゃないでしょうか」

リンダ「なんで?」

オージェ「リンダのローブかなり薄いみたいだし…
スーパーで大安売りの時に行ったら、
押し合いへし合いで周りの人と接触しちゃい、
そうなったら、男共がどさくさに紛れてセクハラを行うかも」

アンナ「アンタが一番やりそうな事ね」

リンダ「何よ。
そんなの、オーラで吹き飛ばしてやるわ」

オージェ「スーパーでオーラ使ったら
留置所行きは免れない
と思います」

リンダ「そっか〜…」



リンダ「…ふふ、あなた何か面白いわね」

オージェ「え?そう?それは良かった!」

アンナ「ただ『異質』だって意味だと思うけどねー」

リンダ「また機会あったらお喋りしましょ!」

オージェ「え?あー…うん」



アンナ「何故かモテるのねー、アンタは」

オージェ「なにしろマイユニットですから!」

アンナ「嬉しそうねー。
アンタカタリナちゃん一筋じゃなかったのー」

オージェ「カタリナさんも
一番じゃなくても良いって言ってますから
!」

アンナ「あなたほんとに一回シメるわよ」

オージェ「冗談ですよ!
根底ではカタリナさんしか愛してません!」

アンナ「あなたの場合
その『根底』ってのが現れないから不安なのよー」


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