新・紋章の謎 ルナティックプレイ記

□6章外伝 傭兵部隊
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オージェ「まずい…誰をぶつけても、
必殺が0のキャラがいない…
ここまで来て必殺受けるとか、それだけは勘弁して欲しい…」

アンナ「誰をぶつけても?
あんた、全員ぶつけた?」

オージェ「え?はあ、マルス王子は論外として、
カチュアさんにルーク君にパオラさん、僕…今戦えるキャラは全員ぶつけましたが」

アンナ「『あの子』の存在を忘れてないかしら」

オージェ「え…?あっ、ああああっ!!!


マ…
マリーシアさんが居たーっ!!!」

アンナ「居たわよねー。
何か、クラチェン記述すんの忘れてたけど、
今この子司祭になってるからファイアー装備できんのよー。
っていうかさっきの戦いでも
マリさんのファイアーに助けられたでしょー。追撃しまくりで」

オージェ「ま、まさか
こんな所でマリーシアさんが頼りになるとは…」

アンナ「もちろん幸運は下級の時カンスト済みなので20」

オージェ「必殺など受けるはずがありません!
マリーシアさんあんた凄いよ!」

アンナ「前章で、
『僕の速さよりマリーシアさんの幸運の方が無駄』
なんて言ってたのはどこの誰だったかしらー


オージェ「あの時の先生の思わせぶりな台詞はこれの予告だったのか!
スイマセン!今章のローローで幸運の大事さを知りました!
マリーシアさんの幸運は無駄ではありませんでした!」

アンナ「分かればよろしい…さて、戦闘結果はー?」

オージェ「うーん…まあ、流石にバーサーカーの手斧相手に司祭のマリーシアじゃ、
結構傷つきはしますが、傷薬で回復すればどうにかなるレベルです。」

アンナ「うん、ほんとタフな子よねー、マリーシアって」

オージェ「HPの成長おかしいですもんね…
守備もちょっと上がるし…リンダにも見習って欲しいです」

アンナ「リンダはきっとエレンさん以来の超紙装甲だと思うのよ」

オージェ「エレンさんは守備の初期値0ですよ…
リンダ以下です…もはや貫禄ですよね…」

アンナ「まあそんな事はどうでもいいわ、
とりあえずマリさんで、ローローがぶんぶん投げてくる手斧を
たまに受けて、たまにかわしつつ的確にファイアーで直火焼き」

オージェ「いいぞ!マリーシアさん!」




ローロー「…ウキキ、ありゃあーハメられたな」

クライネ「あら。まさかあんなガキにやられるなんて、あんたも堕ちたもんね」

ローロー「そうだな、多分この任務は失敗に終わったも同然だ」

クライネ「うまくいかなかったわね。あんたにしては珍しいじゃない」

ローロー「ウキキ、予想以上にアリティア軍強い。
だが、本物の俺が倒されない限り、俺達は死なない…ウキキ。
次は兄弟全員で奴らを殺る。」

クライネ「そう。あんた本物?偽者?」

ローロー「ウキキ、さあ?俺も忘れた」

クライネ「ふーん」

ローロー「ウキキ、それじゃあ帰るか」

クライネ「そーね」




アンナ「でまあ、最終的にはローロー君は黒こげになりましたとさ」

オージェ「やった!変態仮面ざまーみろ!」

アンナ「変態仮面ね…人は見かけによらないものなのよ?」

オージェ「そ、そうでしょうか…」

アンナ「少なくともアンタよりは変態じゃない気がする

オージェ「僕よりシリウスさんの方が変態です…

とりあえず、相変わらず何もしてないマルス様が悠々と制圧」



―――――

ローロー「ただいまー」

クライネ「ただいま」

エレミヤ「お帰り。どうだったの」

ローロー「すいません…オイラの弟が失敗してしまいました…」

エレミヤ「あら、ローローが失敗とは珍しい。
この前はクライネも失敗したし…なかなか、アリティア軍もやるわね」

クライネ「そうよね…あのクズと同レベルにだけはなりたくないわ。
次こそ、絶対に成功させます」

エレミヤ「あらあら、良い子ねクライネは」

ローロー「オイラも…次はあの、『ローローハウス』を使います」

エレミヤ「!あれを解禁するのね…」

ローロー「はい。奴らを倒すにはアレを使わねば」

エレミヤ「ふふ、ローローも大分意気込んでいるみたいね」



―――
アイネの部屋

ローロー「…アイネは何してたんだか、一体。おい、入るぞー」

カタリナ「あ、ローロー。お帰りなさい」

ローロー「何してんだお前…」

カタリナ「…ずっとYoutubeを見ていました

ローロー「おい

カタリナ「だって、一回見ると止まらないんですよこれ…」

ローロー「…マジでニート化してきてるぞ…危ないぞこりゃ…」

カタリナ「あー、面白かった」

ローロー「ニコニコじゃないだけまだマシなのか…」

カタリナ「で…任務、どうでした?」

ローロー「ウキキ、失敗しちまったよ」

カタリナ「!…珍しいですね」

ローロー「ウキキ、俺も任務失敗してちゃお前と同レベルになっちまうからな。
次はローローハウスを使う予定だ」

カタリナ「そうなんですか…」

ローロー「おい、お前暗殺はもういいから、
せめて家事とかこの施設の掃除とか、何か仕事してくれよ…
ニートはまずいぞ流石に」

カタリナ「はい、でもお料理はちょっと」

ローロー「ああ、料理は無理だと前ので分かった。
いやでも、掃除とかでも、逆に埃巻き散らかしそうだし、
洗濯でも、何か不安残るし…ううむ…意外と難しいぞ」

カタリナ「はい、今の時代仕事を見つけるのは難しいんですよ」

ローロー「他人事みたいに言うな!!」

カタリナ「あ、そうそう、
シスター達に夕食は配っておきましたよ」

ローロー「そうか。流石にそれくらいはやってくれたな。
しかし、シスター達にめし配るだけってのも仕事には入らないだろうな…」

カタリナ「シスター達を集めて、一体何をする気なのでしょう…?」

ローロー「奴らには死なれちゃ困ると、エレミヤ様が言っていた。
多分、何かに利用するんだろう。またガーネフとかいう奴だろうが」

カタリナ「ガーネフ…何者なんでしょうね」

ローロー「エレミヤ様はガーネフとかいう奴を慕っているらしいが。
オイラにはどうも良く分からんな。素性も見た事がないし」

カタリナ「私も知りません…」

ローロー「ま、とりあえずオイラ達は、
エレミヤ様の命令に従ってれば間違いはないんだ」

カタリナ「そうですね」

ローロー「奴らを生かしておけば…

あ、そうだ、お前、あのシスター達の相談相手になってやったらどうだ?」

カタリナ「え?」

ローロー「高貴なシスター達だ。捕らわれた事の苦しみで、
舌を噛み切ったりして死ぬ事もあるかもしれないだろ」

カタリナ「いや…
あの方達に限ってそれはないと思います…」

ローロー「まあ、もしそんな事があって死なれたら困るわけだし、
だから、とりあえずシスター達と話したりして心の支えになるってのはどうだ。
こんなんでも、お前にゃ立派な仕事だろ」

カタリナ「あっ、それいいですね。私も今日彼女達とたくさんお話しました」

ローロー「お、もう仲良くなってたのか」

カタリナ「はい。あの人たちは、捕らわれていても、
希望と楽しみを忘れない、強い人達です」

ローロー「そうか。まあ、お前がシスター達と会話をしたりしていれば、
シスター達が自殺する事もないだろうし、
お前も楽しいだろうし一弓二鳥じゃないか」

カタリナ「何ですか一弓二鳥って…」

ローロー「一弓二ペガサスだと言いにくいから一弓二鳥
だって、クライネがこの前言ってたぞ」

カタリナ「そうなんですか…語呂の悪いことわざ…」

ローロー「それじゃ、とりあえずはそれがお前の仕事だな。
少なくともYoutube見てるよりはずっとマシだ

カタリナ「そうですね」

ローロー「またお前の新たな仕事は考えておく…
だから、アイネも何か、ニートにだけはならないように何か考えてくれよ」

カタリナ「そ、そうですね。ニートだと示しがつきません。頑張ります!」ふんすっ


―――――

シーザ「…参った、俺達の負けだ。
降参だ。殺すなりなんなり好きにしたらいい。」

ラディ「俺も負けたよ。
でもせめて最後に、
録画してあった笑っていいとも見てから死にたかったな」

シーザ「お前もう喋んな


オージェ「しかし、ラディとシーザ生存したままクリアできて良かったです」

アンナ「最初はこんなん無理だとか思ってたけどねー、
実際、一回二人を釣れればそんなに難しくはないわよねー」

オージェ「5章のリカちゃんを仲間にするのに比べたら遥かにマシです!」


シリウス「いやー、大変だった」

オージェ「あ、シリウスさん。
あなたのおかげで今章は無事二人を生存させられました、感謝です」

シリウス「いや、私が砦で立ちションしてたら、
こいつらがいきなり斬りかかってきたのでちょっと驚いたが」

オージェ「もうあの砦絶対入りたくない…」

シリウス「落ち着いてションベンも出来なかったよ」

オージェ「二人に鋼の剣で斬りかかられて
なお立ちション続けるあんたの神経を疑うよ…




マルス「シーザ、ラディ(キラッ)
僕は君達を殺すつもりは無い(キラッ)」

シーザ「…殺さないのか?」

マルス「僕らはアカネイアと戦う事になる(キラッ)
はがねの剣二本が手に入るのはありがたいからね(キラッ)」

オージェ「相変わらずユニット<武器なんですね…」

シーザ「アカネイアと戦う?本気で勝てると思っているのか?」

ラディ「アカネイアと戦おう、あ、金、ねいわ

シーザ「だから喋るなと言ったはずだ



マルス「僕は君達を、仲間だと思っているよ(キラッ)」

オージェ「うさんくせー…

シーザ「だが、俺達は金で動く。
聞けば、アリティアは陥落したそうじゃないか。
今のアリティア軍に金が残っているとは思えないがな」

オージェ「それは大丈夫です。
お金なら、アリティアを取り戻した後、
マルス様のポケットマネーで払えば」

アンナ「それはそれで大丈夫なのかしらー」

シーザ「…」

オージェ「それに、アンタらは負けたわけだし、
アカネイアからの収入は期待できないでしょ。
だったら、マルス様につくほうが望みあると思うんだけど」

シーザ「…」

ラディ「…」

シーザ「なるほどな。…不思議なものだ。
お前は、人の心を動かす力を持っているみたいだ」

ラディ「…軍に加わるのかい?」

シーザ「ああ。そうする事にする。ラディ、お前はどうするんだ?」

ラディ「何言ってるんだい、俺達相棒だろ。」

シーザ「ラディ…来てくれるのか」

ラディ「ああ。俺はどこまでも、お前について行くよ。キーファ」

シーザ「お前は人の神経を逆撫でする力を持っているみたいだな」

オージェ「なんだよそのドラクエ7に出てきそうな名前…」


シーザ「それじゃあ、これからよろしく。
俺はシーザ。こいつはラディ、軽い、というか重い物忘れ体質で、すぐ忘れてしまう」

オージェ「…そうなの?ラディさん」

ラディ「ああ。俺物忘れが多くってさ、まあよろしくな!」

オージェ「…どれくらい酷いの?」

ラディ「まあ、色々と酷いよ。あ、でも俺の名前くらいは覚えてるよ。俺はラディ。
でこいつは、相棒のスーザンだ」

シーザ「そろそろ本気で殴ってもいいか


今章のリセット 25回
(1ターン目、オージェが耐えるまで粘ったのと、
最初のウイングスピア必殺狙い)


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