新・紋章の謎 ルナティックプレイ記

□前日編
4ページ/19ページ

―――これまでのあらすじ



カタリナ「オージェ、今日も第七小隊での訓練頑張りましょう」

オージェ「…ああ」

カタリナ「…どうしたんですか?不機嫌そうな顔して」

オージェ「いや。

ルーク、ロディ…第七小隊には、
僕なんかより優れている者がいる。
カタリナが…そちらを見ないか心配なんだ」

カタリナ「何、言ってるんですか。ふふ」

オージェ「カタリナ…」

カタリナ「謙遜しすぎですよ、オージェ。
私は、オージェが一番だと思っています。
それに、もしオージェが一番強くなくたって、
私は…ずっと、オージェしか見ませんよ?」

オージェ「カタリナ…」

カタリナ「オージェ…」

―――



カタリナ「あらすじを捏造するのやめてくれませんか

オージェ「あれ?こんなんじゃなかったっけ?




―――――


カイン「今日から第七小隊の訓練にあたる、カインだ!」

カタリナ「カイン様…前回の戦争でも大活躍したと聞いています。
「猛牛」の異名をとるとか」

オージェ「前作でもカインは安定してたなー」

カタリナ「アベル様との活躍が目立ったそうですよ。
あ、でもアベル様はもうアリティア騎士団におられないとか…」

カイン「おい!そこのふんどし娘!
なにをごちゃごちゃ言っている!!」

カタリナ「ええっ!!?」

ルーク「おい!カタリナちゃんに何て事を!!」

ロディ「ルーク!落ち着け!」

カイン「何を言うか!
説明書のお前の姿はどう見てもふんどしだろうが!!」

ライアン「その結論も、どうかと思います…

カタリナ「というか、ふんどし、って何ですか…?」

ルーク「世の中にはな…
知らない方が良い事ってあるんだぜ…


カイン「そんな格好でここに来るのはなっておらん!!」

オージェ「そうだそうだ!色々とけしからん!!」

カタリナ「…なんだかよく分かりませんが、ごめんなさい…
今度から服装変えてきます…」

カイン「!い、いや、服装を変えろというのではないのだ。いい。
お前は素質があるから、その格好でも良いぞ、むしろ大歓迎だ」

カタリナ「そうですか?ありがとうございます…」

オージェ「何の素質だよ
カインただの変態じゃねーか…」

アンナ「あなたには言われたくないけどねー」

カイン「それはさておき、今回の訓練は、
なんとシーダ様が直々に相手をしてくださるぞ!」

カタリナ「!あのシーダ様がですか!」

カイン「そうだ!良かったな、見えるぞ!

ロディ「何がですか?」

カイン「!い、いや、その、シーダ様を相手に戦う事で、
お前達も戦いの本質を見極められるかもしれないと言っているんだ!」

オージェ「カインマジで変態だな…」

アンナ「だからあなたには言われたくないわよー」


――――


シーダ「今回の戦闘は私が担当するわ。
皆、私の事は気にせず、手を抜かないでかかってきて。」

カタリナ「シーダ様と戦うなんて…どきどきです。」

オージェ「カタリナさん、何にどきどきしてるんですか?
女マイユニとの会話といい色々とカタリナさん危ないですよ」

アンナ「こらこら、純粋なカタリナちゃんに変な疑いを抱かないの」

オージェ「そういう所がまた好きなんだけどね!カタリナさんハァハァ」

アンナ「救いようないわねこいつ」


ロディ「だが、気をつけた方が良い。シーダ様は、強さも相当なものだぞ。
特にその速さはかなりのものだと聞いている」

カタリナ「そうなんですか…」

ロディ「何と言っても、ペガサスナイトだからな」

ライアン「!」


カタリナ「ですよね…皆さん、頑張って下さい!
ロディさん、オージェも、ルークも、ライアン君も…って、ライアン君?」

ロディ「!?ライアンの様子がおかしいぞ?」




ライアン「へえ…ペガサスナイトか…
そいつぁ良いね…じゅるり


オージェ「!!?
何か性格変わってるー!!」

ライアン「…くっくっく、
今から戦が楽しみになってきたなぁ…


オージェ「どうしたのライアンー!?何があったの!?」

アンナ「飛行系がいると性格変わるみたいねー」

ライアン「ペガサスがいたら連れて来い…
一撃で仕留めてやらぁ…
血が騒ぐぜ…へへへっ」

オージェ「KOEEEE!!!



――――

アンナ「という訳で、とりあえずスタートでーす」

オージェ「さて、まずは… … あら?」

アンナ「どったのー?」

オージェ「あのー、せんせー、これって…


勝てんの?

アンナ「勝てないゲームなら設計しないわよー」

オージェ「ていうかロディ!ルーク!貴様らどうした!!」

ルーク「んー?何がだ?」

オージェ「その貧弱なステータスは何だぁ!!
お前前章でHP32はあっただろーが!!
それが何で20まで落ちてんだよ!!」

ルーク「なんか 調子悪いんで」

オージェ「調子悪いじゃねええええ!!!
バイオリズムは暁だろーが!!
ていうか暁のバイオリズムでもそこまで変動しない
よ!!」




アンナ「というわけで、調子の悪いルーク、葉っぱと、
妙に燃えてるけどやっぱり直接攻撃に弱いライアン君。
まともに戦えるのは悔しいけどオージェだけ。
この弱小部隊でどうやって勝つのか、見物ねー」

オージェ「とりあえず、右下隅に待機して敵を待ちます!いざ、敵ターン!」

アンナ「傭兵向かってきたわねー」

オージェ「ぐはっ!だが、お前一人の攻撃くらいでは僕は落ちないぞ!」



バッサバッサ


シーダ「あなたは傭兵なのね…ふふ、頼もしい」

オージェ「ぎゃああああああああ!!!
なんでこっちくるんですか
シーダ様ああああああ!!!!


シーダ「あなたの力を見せてもらうわよ」

オージェ「そっちから攻撃してきて
一撃でこっちを倒す時言う台詞かあああああ




――――


オージェ「普通ボスって動かないって思うじゃん!!」

アンナ「何言ってるのよー、今作では動かないボスはちゃんと、
攻撃範囲表示したらわかるでしょー。これは貴方が悪いの」

オージェ「うう…手厳しい…」

アンナ「もっかいやり直しねー」


――――


オージェ「とりあえず、シーダ様の攻撃範囲に入らないようにします!」

アンナ「賢明な判断ねー」

オージェ「センセー!ロディ君が死にました!
戦士と傭兵の集中砲火によって二回の攻撃で落ちたであります!」

アンナ「葉っぱより貧弱なのねー。はいはいリセットリセット」


――――


オージェ「センセー、またロディ君が死にました!」

アンナ「またロディ君?」

オージェ「どうも、戦士の攻撃はロディ君に向く傾向にあるようです!」

アンナ「ちゃんと3すくみを分かってるのねー。」

――――

オージェ「このままじゃ埒があかない…
誰を出しても戦士と傭兵に攻撃されて死ぬんじゃ…」

アンナ「どうすればいいと思う?」

オージェ「ハッ!そうだ!二回攻撃されて死ぬんだったら、
一列に並べば、敵は一回ずつしか攻撃できないはず!」

アンナ「ぴんぽーん、よく出来ましたー。
とりあえず、右上に四人を並べるのが正解と言えるわねー。」

オージェ「ロディ君はすぐ死ぬので真ん中です!
上から僕、ロディ、ルーク、ライアンと置いて、敵の動向をはかるであります!」

アンナ「なかなかやるわねー。でも、それだけじゃここは勝てないわよー」



オージェ「戦士はロディ君、傭兵はライアン君をぺちぺちし始めたであります!
とりあえず傭兵君を弓と僕の攻撃で倒して、そして…」

アンナ「どうしたの?」

オージェ「センセー!
どう頑張っても、二ターン目にはどっちか一体しか倒せません!」

アンナ「そう、そこにこの章の難しさがあるのよねー」

オージェ「と言いますと?」

アンナ「ねえ、普通どうする?
敵が一体残ってて、その一体の攻撃を受けたら死ぬ状態、
そして誰も逃げられない状況だったら…」

オージェ「どうしようもないであります!
敵の攻撃を避けるのを祈るしかないです!」

アンナ「そう、それ」

オージェ「へ?」

アンナ「この状況を切り抜けるには、
戦士の攻撃を上手くかわすのを祈るしかない
のよー」

オージェ「運ゲーじゃないですかそれ!!

うああああ!!ぼ、僕HP少ないんですー!!こっち来ないでー!!」

アンナ「ここであなたが避ければ、もう勝利は目の前―…」


ズガァッ


オージェ「く…」

カタリナ「オージェ!?しっかりしてください!オージェ!!」

オージェ「はは、は…こんなのなんともゲボォフ







アンナ「GAME OVER
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ