魔法少女リリカルなのは

□第7話
1ページ/5ページ






4月26日 PM 8:27

海鳴市 市街地 結界内部




なのはとフェイトの二人がジュエルシードを確保しようとしたところ互いのデバイスの先端部分が衝突し、正体不明の爆発のような物が起きる



「フェイト!」


「なのは!」


互いのパートナーを案ずる声が辺りに響く



そんななか一人の少年が二人を護る為に動いていた






魔法少女リリカルなのは
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




Episode 07
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




 四人目の魔法使い
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄







爆発は一筋の青い光となって天に伸びた



『・・・・っ』



蒼空は二人に結界を咄嗟に張りなのはとフェイトの両名を護ることに成功した



しかし蒼空は自身に結界を張るまでの余裕がなく体に纏った水色のオーラとバリアジャケットのみで防御したためバリアジャケットに焦げ跡のような物ができていた



「あっ、蒼空君!!大丈夫!?」



なのはは近くに着地した蒼空に駆け寄る



『問題ない、それよりレイジングハートは?』



「えっと・・・」



なのはが口ごもり蒼空はなのはのデバイス・レイジングハートを見る



『あまり良くないな・・・それは向こうの方も同じか・・・』


蒼空はフェイトの方を見る



「大丈夫?戻って、バルディッシュ」


[Yes Sir]



フェイトはバルディシュを待機状態へと戻す



数メートル先には宙に浮いているジュエルシードの姿がある


フェイトはそれを確認すると一直線にジュエルシードの下へと向かう


「フェイト!」



「!」


『・・・・』



驚くことにフェイトは両手でジュエルシードを無理やり抑え込もうとしていた



するとフェイトの指と指の隙間から青い光が漏れていた



「フェイト、ダメだ。危ない!」


使い魔アルフはフェイトに注意を呼びかける



自分のしていることがどれほど危険かはフェイトも重々承知の上だろう



光が強くなりフェイトはその場にしゃがみ込む


『・・・仕方ない』


蒼空は呆れた様子でフェイトの下へと駆け寄る


「フェイトに何する気だい!?」


『黙ってみていろ』


アルフから呼び止められるが蒼空は振り向くことすらせずにフェイトの手を上から自分の手で包むように覆う



「!」


『・・・・集中力するんだ』



蒼空はフェイトの驚いた顔を観る



フェイトの足元に金色の魔法陣が浮かぶ



蒼空はフェイトの手を覆っている自分の手に先ほど爆発から身を護る際に使用した水色の光を纏わせる



「(・・・暖かい・・・)」


蒼空のひと肌に触れ少しの間フェイトはボーっとしてしまう





次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ