なのはA's to FAIRY TAIL

□Episode01
1ページ/10ページ





時空管理局 本局 転送ポート


「とにかく、君をこれから向こうの世界へと転送させる」



『ああ』



クロノと蒼空の二人がそこにはいた



「向こうの世界はこちら側からだとかなり遠い世界だ。中継地点を通って行くことになる。時間も
それなりにかかる。いいね?」



『わかっているさ。始めてくれ』


「本当はなのはやフェイト、はやてが見送りに来れればいいんだが・・・・」



『三人とも仕事だ、仕方ないさ』



クロノがこの場にいないなのは達のことを気にかけている



蒼空の言う通り三人とも今どうしても外せない仕事についているので見送りには来れないのだ



「くれぐれも無茶はしないでくれ。君はなのは達並に自分を軽視する傾向があるから」



『大丈夫だ、それくらい』



「ならいい。じゃあ頑張れ。・・・・転送開始・・・」








なのはA's to FAIRY TAIL
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



Episode01
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




火竜と猿と牛と剣
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄







ソラが転送される少し前・・・・



―フェアリーテイル ギルド―



「報酬のイイ奴にしようね!」



「おおっ!盗賊退治で16万J!」



「決まりだね!」



リクエストボード



木造りの板には様々な紙が貼られている



フェアリーテイルに寄せられた依頼の物だ



マフラーを巻いた桜色の髪が特徴の少年、ナツ・ドラグニルはそのリクエストボードに張ってある一枚の紙を剥がす



一緒にいる青い猫、ハッピーと一緒に依頼に出かけようとしていた




「とーちゃん、まだ帰ってこないの?」



「諄いぞ、ロメオ。魔導士の息子なら親父を信じて大人しく家で待っておれ!」



そんな中カウンター席の方から老人と、まだ小さい子供の声が聞えてくる




「だって、三日で戻るって言ったのに、もう一週間も帰って来ないんだよ!?」



「確か・・・ハコベ山の仕事じゃったな・・・」



カウンターのテーブルに腰を掛けてビールを飲んでいる小さな老人はフェアリーテイルのマスター。マカロフ



そのマカロフに小さな少年は自分の父親が中々帰ってこないことを心配している



「そんなに遠くないじゃないか!捜しに行ってくれよ!!」


「貴様の親父は魔導士じゃろ!?自分のケツを拭けねぇ魔導士なんぞこのギルドにはおらんのじゃ・・・帰ってミルクでも飲んでおれ!!」



「ばかーーーーーーー!!!!!」



「ぐおおぉ!!」



ロメオは老人を殴ると走ってギルドから飛び出してしまう



ナツはリクエストボードの一部を破壊し、外へ飛び出してしまう



マカオを助けに行くために・・・・





次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ