星空へ架かる橋

□第3話 昼休み
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『まずは俺のターン、ドロー!!』


一馬「ってそれさっきの古典の授業のプリントじゃねーかΣ」


蒼哉は引出からカード(古典のプリント)を勢いよく出す



『来た、俺の相棒!』



大吾「何っ!?」



『俺は食欲魔人・中津川初を召喚する!!』



   【食欲魔人・中津川初 ☆☆☆☆☆】
              (五つ星)

        攻撃力:2500
        守備力:1200


          備考
  ありとあらゆるものを食べつく食欲の王



大吾「ブラザー、五つ星以上のモンスターは生贄を捧げなきゃいけないんだぜ!」



『生贄ならいるだろ?』



大吾「馬鹿なッ、まだ始まって一ターン目だぞ!!いるわけが………ッまさか…!」



大吾は顎に手を当て考えを張り巡らせると一つの答えが浮かび驚愕の表情をする



『そう、気が付いたようだな。俺が生贄にするののは…』



一馬「へっ?俺?」



蒼哉に指を指され間抜けな声を一馬は出す




『そう!俺は一角獣の転校生・星野一馬を生贄に、食欲魔人・中津川初を召喚する!!』



一角獣の転校生・一馬は生贄になり墓地へ送られた



一馬「って、勝手に生贄にするな!!」


伊吹「それ以前にモンスター扱いされてることを怒りなさいよ…」


蒼哉に一馬は怒り、伊吹は一馬と蒼哉の両方に呆れていた



『ふっ、どうだブラザー!これが俺の実力だ!』



大吾「くっ…一ターン目からそれほどの上級モンスターを召喚するとは…ドロー!!」



大吾は額に汗を滲ませながら蒼哉同様引出からカード(数学のプリント)を出した



大吾「…このカードは!!」



『一体なんのカードを引いたんだ…?』



一馬「いや、あれは数学のプリントなんじゃ…」


大吾「来たぜ!、俺は流星の射手・日向伊吹を召喚!」



    【流星の射手・日向伊吹☆☆☆☆】 
               (四つ星)

        攻撃力:2000
        守備力:500


          備考

      流星の如くの矢を放つ

  

『四つ星で攻撃力が2000だと!?』


大吾「ああ、クラス委員として恩恵を預かっているからな」



伊吹「私も結局モンスターか!!!」




伊吹は食事の手を休め思わず大声を出す



『だが、俺の食欲魔人・中津川初のほうが攻撃力は高いな』



大吾「甘いな、オレっちにはこれがあるのさ!」



そういって出したのはテストの追試のプリント



伊吹「あんた、また追試だったの?」



伊吹はまた呆れたような声をだす



一馬「追試?」



伊吹「長期休暇明けには必ずテストがあるのよ。
宿題だった範囲のテスト。…で赤点だった人はアイツみたく追試をやらされるってわけ」


伊吹は事情の知らない一馬にめんどくさそうに説明をする






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