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□それが僕の愛し方
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ねぇ僕の事どう思っているの?

弟子?それとも雲の守護者として?

まぁ僕はどちらとも御免だけどね。


コツ、コツ


コツ


コツ..、


廊下に響くローファーの音

誰かはもう分かってる

「恭弥ッ!!雲の守護者になれって!!」

「五月蝿い、出てって」

大声で来たのは跳ね馬ディーノ...

風を切る音が聞こえる位の速さでトンファーで攻撃する

だけど、

いともたやすく彼の鞭で受け止められてしまう...それどころか、受け止める回数が多いほど彼は僕の攻撃を読んでいる


「..帰って」

「俺の頼みを聞いてくれたら帰る」

ニカッと笑うその貴方の笑顔が憎たらしい

「じゃあ交換条件を付けようか、
僕が君に負けたら雲の守護者になるよ
君が負けたら、..そうだね風紀委員の雑用をしてもらう」

「よし分かった!..で、何をするんだ?」

ルールもまだなのに彼の答えは即答だった

...随分と強気だよね

「僕を捕まえるゲーム
外は禁止、校舎内でしかダメ
校舎を壊したら容赦なく咬み殺す、
日が暮れたら終了...はい始め、」

「えッ?!ちょっ!!!恭弥??!!!」

始めが分からないスタートで
雲雀を捕まえるゲームは幕を開けた



「おい待てって恭弥!!」


恭弥が曲がった場所に行くと、そこには
もう恭弥の姿がなかった

「..絶対に捕まえてやるからな」

恭弥は応接室にいるけど、他の場所に
居る所は知らなかった..

「..屋上!」

よく寝ている所なら居るかも知れない
一番上の階まで走ってた

バンッ

「恭弥!!!」

活きよいよく扉を開けるが、そこには誰も居なかった

「...ハズレかぁ、」

フェンスに持たれていると、下の階に黒い学ランと風紀の腕章が見える

あそこは確か図書室だった。

また走って図書室に着くと、彼が居た

「もう逃げられねぇーぜ!!」

出口と入り口に鍵を掛ける

(勝った!)

と思った...が

恭弥はニヤリと笑って窓から出て行った

「なッ!!!反則だぞーッ!!!」

「窓はダメとは言ってない」

「屁理屈だ!!!!」

そう叫びながらもまた彼を追いかけた

 
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