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□馬鹿だったのは誰?
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  僕の標的‥‥‥沢田綱吉。


  マフィアを憎む僕を

  マフィアの世界に入れた

  マフィアの頂点に立つ者



 なのにドジで駄目で臆病者。

 そんな貴方に似合う言葉がありますよ、



     “馬鹿”



「はぁ〜会議長かった〜緊張したなぁ」



 ドサリとソファーに倒れ込む綱吉に
 マグカップにコーヒーをを入れて綱吉君
 に手渡す。

 彼は有難うと言ってコーヒーに口を付け
 た。



 ....どの口がほざいたんでしょうね。



 あんなにも凛々しく様になっていた人が、


 ....知っているんですよ?

 貴方はいつもマフィアのボスに相応しい
 顔になることも、プライベート以外では
 僕を突き放す事も..



「お疲れ様です、後で書類を片付けて
 下さいね?まだ沢山ありますので」

「ぇ〜」


 へらへらと笑いながら、僕の方を見る
 甘えん坊の子供の姿に笑う
 それも凄く嬉しそうな顔で


「骸が傍に居るなら仕事やるよ」

「...そうですか」

 そのままの成り行きで綱吉君を押し倒せ
 ば彼の雰囲気が妖艶へと変わる


 さっきの子供さはなんだと言いたくなる
 が、彼が不機嫌になるので言葉を飲み込
 むことにした。


「...つまらない人だ」

 舌を絡め深いキスをして甘さに溺れさせ
 耳を少し強めに噛むと
 悲鳴混じりの声が聞こえた。


「ぃ..た..ぁッ..」

「痛いぐらいの方が貴方には調度良い
 でしょう?」


 深いキスをすれば、より甘い声に変わる
 震える唇から囁かれた

「..す...き..ぃ..」


 彼は何処まで馬鹿なのでしょう?
 本気で貴方のことを想っているとでも?


 クフフ...僕が興味があるのはその能力と躯
 のみ、

 他のものはどうだっていい..



「クフフ...僕もです」



 そんな言葉で、はぐらかせば
 へらへらとまた笑う



 その笑顔を見る度に、苛立つ


 貴方を見ているのが僕ではない気がした


 ....貴方は僕に溺れていれば良い

 何処まででも溺れて

 僕だけの人形になればいい


 ベルトを外し、ズボンの中に手を入れる
 と彼は僕の手を掴んで抵抗した


「嫌ですか?」

「ソファーだと...落ちそうだから..
 ベッドが良い」


 なるほど...



 どうやら抵抗したのは落ちそうだから、
 らしい


 顔が真っ赤に染まった彼をお姫様だっこ
 してベッドの方へ連れていった。


 
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