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□悲劇でしょうか?
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◯月×日△曜日 午前8時半ぐらい‥でしょうか‥
「うわっ!!!!遅刻だッッ!!!!」
今日も災難な日々を過ごしている綱吉君に出会いました。
食パンをかじりながら全力で走っている彼を見ると、何故か微笑ましいと言うのでしょうか‥
何と例えましょうか‥
−彼は見ていてほっとけないタイプです
「綱吉君、おはようございます」
「むっ‥骸‥?!おはよう‥」
僕が手を少しだけ振って笑うと彼の顔が引き攣り、真っ青になっていくのが分かりますね
今すぐに抱きしめたいくらい可愛いです。
「なんで骸が!?‥‥っわ!!!」
ガンッ
おやおや‥‥
何もない道路の真ん中で頭から豪快に転ぶとは‥
可愛いとドジなんてよくある少女マンガみたいですね
「クフフ‥全く‥何をして‥」
綱吉君の元に駆け付けた時
いきなり僕の視界は黒に変わった。
ドォォォォンッメキッ
「(‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥メキッ?)」
何か聞こえてはいけない音が聞こえた気がしました。