Main

□悲劇でしょうか?
1ページ/3ページ




◯月×日△曜日 午前8時半ぐらい‥でしょうか‥




「うわっ!!!!遅刻だッッ!!!!」



今日も災難な日々を過ごしている綱吉君に出会いました。




食パンをかじりながら全力で走っている彼を見ると、何故か微笑ましいと言うのでしょうか‥




何と例えましょうか‥







−彼は見ていてほっとけないタイプです



「綱吉君、おはようございます」


「むっ‥骸‥?!おはよう‥」


僕が手を少しだけ振って笑うと彼の顔が引き攣り、真っ青になっていくのが分かりますね



今すぐに抱きしめたいくらい可愛いです。



「なんで骸が!?‥‥っわ!!!」



 ガンッ



おやおや‥‥


何もない道路の真ん中で頭から豪快に転ぶとは‥

可愛いとドジなんてよくある少女マンガみたいですね



「クフフ‥全く‥何をして‥」



綱吉君の元に駆け付けた時
いきなり僕の視界は黒に変わった。


 ドォォォォンッメキッ


「(‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥メキッ?)」

何か聞こえてはいけない音が聞こえた気がしました。


 
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ