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□ 空 と 雲
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どうやら、この奥にここのボスがいるらしい
酒と薬物の臭いが奥に行く程
濃くなっていた
甘ったるい臭いで
気が失いそうになるぐらい
頭がクラクラする
(‥まずい、)
なんとか意識を取り戻しながら
敵のボスの部屋に入ると
「良く来てくださいましたね、
お待ちしていましたよ
我等のボンゴレ×世様」
そこに、如何にも悪さをしそうな人がいた
「今回の薬は、独自開発の薬物でして、
どうですか?
貴方の為にバラのエキスを入れて
みました」
「俺はお前達に薬物を作れと言っていない
人殺しになれとも‥俺は言ってないッ!」
死ぬ気の炎が一層強まる
人を危めた罪は重い
敵のボスは、ニヤリと不気味に笑った
「やれ、」
待っていたかのように後ろから、
前からも敵が出てくる
その時、俺は超直感を感じた
『武器に気をつけろ』‥と
相手の射撃を交わしながら
当たらないように気をつけた
敵は銃しか持っていない、
だったら弾に当たらなければ平気だと
思いながら、一人ずつ倒した‥‥が
「‥‥ッ?」
鈍い痛みと共に、紅い液体が流れる
腕に吹き矢の針が刺さったみたいだ
体がじわりと熱くなる
「(まさか‥?!)」
俺の超直感が伝えた武器は銃ではなかった